マルコ式社会学

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シンボリック相互作用論

シンボリック相互作用論(Symbolic Interactionism)とは、1960年代初頭にアメリカの社会学者H・G・ブルーマーが創始した、社会学的・社会心理学的パースペクティブの1つである。それは、人間間の社会的相互作用、特にシンボリックな相互作用(symbolic interaction)を主たる研究対象とし、そうした現象を「行為者の観点」から明らかにしようとするものである。 シンボリック […]

エスノメソドロジー

エスノメソドロジー (ethnomethodology) は、アメリカの社会学者、ハロルド・ガーフィンケル(1917-)が発想した、社会学から生まれた研究法。それまでの社会学では発見できなかった様々なが社会秩序現象を、ガーフィンケルはエスノメソドロジーの名において研究した。 概要 ガーフィンケルはタルコット・パーソンズを指導教授としてハーバード大学に博士論文を提出した。この論文は、パーソンズの提示 […]

構造機能主義

構造機能主義(こうぞうきのうしゅぎ、structural-functionalism)は、社会学における立場のひとつ。中心人物としては、タルコット・パーソンズ、ロバート・キング・マートンというアメリカの社会学者たちを挙げることが出来る。 社会学の根本問題は「個人と社会との関係」をどう捉えるか、という問題である。 こうした問題に対して、個人というものが、その個人が所属する社会によって社会化される側面 […]

フランクフルト学派

フランクフルト学派(Frankfurter Schule)は、マルクス主義等を基に、批判理論による社会理論、哲学を研究しているグループの名称。 フランクフルト学派の設立は1930年にマックス・ホルクハイマーがドイツのフランクフルト大学の社会研究所(Institut für Sozialforschung) の所長に就任した時にさかのぼる。ナチスが政権を獲得すると、メンバーの多くが亡命したため、活動 […]

シカゴ学派 (社会学)

シカゴ学派(シカゴがくは、英:Chicago school)は、社会学の学派の一つ。 石油王ロックフェラーが多大な資金を投入し、1891年にシカゴ大学が創立された。 その翌年、1892年に社会学部が創設され、その初代学部長に就任したのが、A・W・スモールである。 社会学の「シカゴ学派」とは、このスモールら(G・ヴィンセント、W・I・トーマス、C・R・ヘンダーソン)を第1世代とし、第2世代にその黄金 […]

社会学の目的

 社会学は本来、さまざまな社会現象の実態や、現象の起こる原因を解明するための学問である。社会学の目的として、秩序問題、すなわち社会秩序がなぜ成立しているかについての研究を、とくに重視することもある。これは社会秩序や、何らかの社会への協力行動と関連する研究であり、治安や犯罪、逸脱行動、社会統合、利他的行動、向社会的行動、環境配慮行動研究、社会的ジレンマ研究などと呼ばれる研究分野である。この研究分野は […]

社会学の対象

 研究対象は、人間行動( 行為)や相互作用、役割、集団や組織研究、家族、コミュニティ、より大規模な社会構造や社会変動な どである。研究分野の一つは秩序問題、つまり社会秩序や、何らかの社会への協力行動と関連する研究である。治安や犯罪、逸脱行動、社会統合、利他的行動、 向社会的行動、環境配慮行動研究、社会的ジレンマ研究などもこれに含まれると考えてよい。この研究分野は社会心理学や小集団実験と関連する研究 […]

社会学の方法

社会学は、現実の社会からデータを取らなくてはならないため、さまざまな方法が考えられている。主として社会調査が用いられるが、調査の他に、実験、観察、内容分析(文書や映像資料等の分析)、マクロデータ(集計された統計データ)の利用などの手法がある。どれも一長一短があるが、それぞれが重要な研究手法である。 日本の社会調査は、これまでは比較的、回収率もよく、データの質もよく、国際的にも評価が高かった。「社会 […]

歴史

社会学の歴史は、様々な形で記述することができるが、通常次のようなものが含まれる。 1)ヨーロッパにおける先駆的な思想、研究 上述のコントの思想は、その師であるサン・シモンに遡る。一方、コントの方法はジョン・スチュアート・ミル、ハーバート・スペンサー、カール・マルクスなどに受け継がれ、それぞれ独自に社会についての包括的な把握が試みられた。 2)ヨーロッパにおける著名な社会学者の台頭 19世紀末から2 […]

機能主義社会学の台頭

第二次大戦後のアメリカにおいて、タルコット・パーソンズやロバート・キング・マートンら による機能主義が提唱され、社会学全体に大きな影響を及ぼした。特にパーソンズの社会システム論は,社会学における統一理論を築き上げる意図を持って提起 され,多くの社会学者に影響を与え,20世紀半ばにおける”主流を成す見解”となったとされるが、実態がそのようであったのかは大きく疑問である。これは […]

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