インターネットマーケティングの手法まとめ

インターネットマーケティングとは、インターネットを活用して商品やサービスの販売促進を行うマーケティング手法です。インターネットマーケティングには、さまざまな手法がありますが、その中でも主なものは次のとおりです。
- 検索エンジン最適化(SEO):
ウェブサイトを検索エンジンの結果ページで上位に表示させるための最適化作業。関連キーワードや高品質なコンテンツを使用することで、自然な検索結果のトラフィックを増加させることを目指します。2000年ごろからある手法で、AIにより発達した検索システムにおいて、自然検索からのトラフィックを増やすためには、特にコンテンツが重要になります。 - 検索エンジン広告(SEM):
Google Adsなどのプラットフォームを使用して、検索エンジンの結果ページに広告を表示します。この広告は通常、関連するキーワードに基づいて表示されます。特に最近はAIを活用した最適化案による効率化、効果拡大が強まっています。 - コンテンツマーケティング:
クオリティの高い、関連性のあるコンテンツを作成し、ターゲットオーディエンスに提供する戦略。ブログ記事、ビデオ、インフォグラフィックなどのコンテンツを使用します。
以前にもまして、コンテンツの重要性は高まっています。特に検索ニーズに適したコンテンツはSEO上にも影響があり、より高い成果を生み出すことが可能です。 - ソーシャルメディアマーケティング(SMM):
Facebook、Twitter、Instagramなどのソーシャルメディアプラットフォームを活用してブランドを宣伝し、顧客とのエンゲージメントを深めます。日本では、常にガラパゴス化が侵攻するため、Facebookの過疎化やTwitterの利用者数などは海外から見ると異常です。SMMは日本と海外では全く違うと認識したほうが良いでしょう。 - メールマーケティング:
電子メールを使用して直接顧客にリーチし、情報提供、販促、ブランド認知の向上などを目的とします。SNSやスマホのプッシュ機能など、新たなコンタクトポイントが生まれてもなお、メルマガが消えないのは、一定の効果が見込めるからです。アウトバウンドの最たるものがこのメルマガです。 - アフィリエイトマーケティング:
他社の製品やサービスを推奨し、それによって発生した販売から手数料を得る戦略。アフィリエイトは、有数のアフィリエイターのちからによるところが大きいです。いずれにしてもトラフィックを集めるための施策が大事になるため、素人が商品リンクをかけたところで効果はありません。ニーズの高い商品やサービスなどには効果的です。 - ディスプレイ広告:
ウェブサイトやアプリ上に表示されるビジュアルな広告。バナー広告などが一般的です。認知を図るためには、最も効果的とされます。インプレッション回数がTVCMで言うところの視聴率に該当するため、より多くのインプレッションを得ることが認知に関わってきます。 - インフルエンサーマーケティング:
ソーシャルメディアのインフルエンサーと連携して製品やサービスを宣伝します。特定の人物やアイコン化されたインフルエンサーの効果は、マスマーケティングよりも効果的な場合もあります。第三者からのオススメは、自分で勧めるよりも信頼度が増します。 - リターゲティング:
一度ウェブサイトを訪れたが購買に至らなかったユーザーに対して、別のプラットフォームやサイト上で広告を再表示する戦略。リターゲティングが生まれが要因は、情報が多すぎて、ユーザーがすぐに忘れてしまうということです。その一瞬で決断しなければ、購入に至らない確率が高まります。そして、その後忘れられてしまうと、もう二度と買うことはありません。 - モバイルマーケティング:
スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに特化したマーケティング手法。アプリ広告、SMSマーケティングなどが含まれます。スマホには、プッシュ機能というロック状態でもお知らせする機能がありますが、これもマーケティングとして利用することが可能です。ただ、うざいと思われれば、いつでも機能を停止されてしまうのですが。 - ウェブ解析:
ウェブサイトのトラフィックやユーザー行動の解析。これにより、戦略の効果測定と改善が可能となります。分析をすることはマーケティングではかなり重要なことです。ニーズや動向を知るためにも必要ですし、データから得られるインサイトは、時として新たなニーズを掘り起こすことにも繋がります。
これらの手法は、単独または組み合わせて使用され、企業の目標、ターゲットオーディエンス、予算などに応じてカスタマイズすることが可能です。1つだけではなく、2つ、3つと組み合わせを行い、手数を増やすことによって、より効果を得やすくなります。
また、効果測定を的確に行うことで、効果のある手法とそうではない手法に分け、的確な手法に近づけることも大事です。
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