【備忘録】ホスティングサーバーでMovableTypeインストールする時の注意点
通常、レンタルサーバーを利用する分には必要ありませんが、ホスティングサーバー上でMovableTypeを利用する時の注意点です。
メールフォームなどのsendmailを使うプラグインを導入する場合は特に注意です!
パスが間違っていないのに、インストールウィザードでエラーになってしまいます。
インストールウィザード気づくことができたときは、割りと問題が何かが特定しやすいのですが、サーバーの移管によって、ホスティングサーバーを利用することになった場合、問題の特定が非常に難しくなります。
なぜなら一見すると、プラグインのエラーのように見えてしまうからです。
特にメールフォーム周りのプラグインが、エラーを起こします。
しかも、なんとなくメールが届いたのか届いていないのかわからないようなエラーです。(実際は届いていないのですが)
A-formならAjax errorとか、えっ!?そこで500エラー返しちゃうの?
というような動きをしてきます。
そんな感じでエラーを返すものですから、プラグインのバージョンアップをしてみたり、パーミッションを変えてみたり、他に似たようなエラーが無いかどうか見てみたりと・・・悪戦苦闘してしまいます。
結論から言うと、
mt/lib/MT/Mail.pm
を修正する必要があります。
157行目あたりに、
if (!$pid) { exec $sm_loc, "-oi", "-t" or return $class->error(MT->translate( "Exec of sendmail failed: [_1]", "$!" )); }
という記述があります。
それを、
if (!$pid) { exec $sm_loc, "-f test\@domain", "-oi", "-t" or return $class->error(MT->translate( "Exec of sendmail failed: [_1]", "$!" )); }
というように書き換える必要があります。
test\@domain
は、同一ドメインで利用可能なメールアドレスに設定してください。
例えば、hogehoge.comというサイトにMTを入れた場合、
info@hogehoge.com
とか実際に設定してあるメールアドレスです。
ホスティングサーバーによっては、ドメイン名だけで通る場合もあるようですが。
余談ですが、PHPでもmd_send_mailを使う場合、オプション指定しなければならないようです。
最近のCMSはインストールも簡単で、だれでも利用できるような感じを受けますが、それは、あくまでもレンタルサーバー上での話。
ホスティングなどは、一筋縄では行きません。
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