MLM
インターネットを使ったものを、ネットワークビジネスと思っている人も少なくないようですが、実際は総出はありません。
ネットワークビジネス(マルチレベル・マーケティング)ほど、人によって解釈や見解が異なるビジネスはありません。
いわゆる口コミマーケティングも、このマルチレベルマーケティングです。ただ、言い方が違うだけです。考え方は一緒です。
MLMの仕組みを悪用した悪徳商法が横行したため、マルチ商法という悪名を授かってしまいましたが、今でもかなりこのマーケティング手法は使われています。
アフィリエイトやドロップシッッピングなどは、実はMLMが基本思想としてなければ生まれてこなかった仕組みだったりします。
それほど、MLMはポピュラーでありながら、あまり表には出てこないという側面も持っています。そもそも、資本力の小さい(もしくは広告宣伝費を圧縮する)会社にとって大々的に宣伝できずよい商品でありながら、全く売る事ができないと言う事があります。しかし、ネットワークビジネスのルートに乗せる事ができれば、単価期間のうちに世に送り出す事ができます。
そもそもマルチ商法が流行ったことも、この短期間のうちに世に送り出せるという側面があったためです。
それが、よい商品であれば、問題はないのですが、粗悪品を高値で買わされ、それに気がついたとき問題になります。
別に気がつかなければよいのでしょうが、粗悪品だとしても高い金を出して買ったものであれば、人に伝えたくなるのは人の性。他の人に自慢する訳です。自慢する事によって、他人より優越感を得られることに満足する事が、このマーケティングの恐ろしいところです。
しかし、自慢される側にとってはあまり気分のいい話ではありません。どこかしら、あら探しするのも人の性。
そうした人間関係の結果において瞬く間に、その商品の価値は下がり、満足度を大きく下回る結果を生む場合に、クレームとなり、それが悪徳商法という位置づけになってしまいます。
はじめから、そうした目的で販売している会社もあった訳なので、問題にもなった訳ですが。
しかし、インターネットが普及した現在に置いて、本物しか売れないという時代になっています。粗悪品や曰く付きの商品は、すぐにその情報が価格比較サイトもしくはそれに準ずるようなサイトに書き込みされ、検索すれば一発でどんな商品なのかが、わかります。
インターネットの世界においては、マルチ商法ができない訳です。
そうした状況を考えると、逆にインターネット上では、MLMがかなり効果的に行えるのではないか、という結論に至ります。
これは、私個人としての結論ですが、推論としてはかなりの効果を得られると予測されます。
理由は2つ、SNSのようなネットワークサービスが既に存在しているという事と、データベースを利用する事で容易にレベルを管理できるという事です。
また、ブログの存在も忘れてはなりません。既にアフィリエイトで成功している人たちの多くは、ディストリビュータだったりします。商品を愛用し、ブログで記事を書いて販売もかねてしまう。そして、トラックバックを利用する事によって、爆発的にそのネットワークを広げる事が可能になります。
そうした面からもインターネットとMLMの相性はとてもいい事がうかがえるはずです。
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