ゲームの効用
それでもゲームはやる
今年本厄になります。
ちょうど小学校低学年の頃に、ファミコンが一大ブームとなっていました。近所の子のうちにはいち早く導入され、周りの友達の家にもどんどん導入されていきました。しかし、僕の家では教育によくないと言う理由で、買ってもらえませんでした。
そんな状況でも、友達がファミコンを持っているので、友達の家に遊びに行けばファミコンをするわけです。その当時、ファミコンは2時間までと言うルールが一般的だったと思います。
その家では2時間までなので、2時間経ったら、外に遊びに行くふりをして、別の友達のところにファミコンをしに行くわけです。
そこでも2時間ファミコンをすれば、合計4時間したことになります。僕は家にファミコンはありませんでしたが、毎日少なくとも4時間はファミコンをしていました。
こうなってしまうと、親がやろうとしていた事は全く無駄だということです。
ファミコンの効用
従兄弟の家では早くからファミコンが導入されていました。従兄弟の家に遊びに行くと、必ずファミコンをしていました。親はそれを知っているはずなのに、ファミコンを買ってもらう事はありませんでした。
ちなみ従兄弟は男3人兄弟ですが、一番下の子は小学校に入る前にひらがなを覚えていました。
従兄弟の親は、ファミコンの効用だと言っていました。
その後1番下の子は地元の国立大学に進学し、上場企業に就職して、奥さんと子供と幸せな生活を送っています。
ゲームが教育に悪いと言うのは、幻想だったに過ぎません。そして未だにその幻想を抱いている親は少なくありません。
親がいくら抑圧しようとも、僕のようにズル賢い子は抜け道を見つけ、思い通りには行きません。もっと素直で良い子なら親の言うことを聞くでしょうが、それは親にとって良い子であって本人にとっては違うのです。その抑圧に耐えられなくなった子はいずれ爆発します。
いずれゲームもしなくなる
僕の親は、ゲームを制限しても結局、外でやっているのであれば無駄だと悟り、小学校5年生になってようやくファミコンを買ってくれました。
とは言っても、その頃になるとまた新しいゲーム機が登場し、ファミコンは古いゲーム機になりつつありました。
それからと言うもの、4つ下の弟と一緒に毎日ゲーム三昧でした。逆に、ゲームをする時間は守るようになりました。ゲーム機を持っていなかったときの方がゲームをやっていたように思います。
高校生の時に、プレイステーションがブームになり僕もお金を貯めて買いました。部屋にテレビがなかったので、テレビも一緒に買いました。高校3年間は友達の家も含めてずっとゲームをしていました。
大学に進学する際に、それまで使っていたテレビとゲーム機は実家に置いてきました。僕が持っていってしまうと、弟がゲームができなくなってしまうので不憫に思い、置いていったのです。
僕はゲーム機がなくても、友達がいればいつでもできるので必要性を感じなかったんです。
ゲームのおかげで仕事ができる
また大学の入学祝いに親からパソコンを買ってもらいました。これから仕事でパソコンを使う時代だから慣れていたほうが良いと言う理由からでした。その当時のパソコンは、300,000円以上するものが多く、自分で買うのが大変な時代でした。
パソコンを買ってもらって、最初のうちはやはりゲームでした。その中にはタイピングゲームもいくつかありました。タイピングに関しては、まさにタイピングゲームのおかげで、かなりのスピードを誇りました。
大学のレポートや論文なども、すべてパソコンで作成しました。おかげで大学での評価は非常に高く、今までの人生にないくらいの成績でした。
夏休みの宿題は最初の3日で終わっていたので、最終日の1週間前ぐらいから、友達からたくさん連絡をいただきました。「宿題見せてくれ」と。
現在の仕事で使うスキルとしては、コンピュータ関連言語が7つ、グラフィックデザイン、動画編集などがあります。すべてパソコンで作業するため、パソコンがないと何もできませんが、パソコンがあればどんなことでもできます。
Excelなどの表計算も得意なので、データの解析や分析なども行います。
労働生産性=パソコンスキル
今の会社では、パソコンスキルが仕事の生産性に大きく左右します。パソコンスキルが低い人間ほど生産性は低いです。
僕は、小さい頃からゲームをしパソコンもゲーム感覚で覚えました。感覚がとても重要なのです。僕は大学でITに関する専門的な勉強したわけではありません。しかし、プロとして今の仕事を10年以上しています。
4つ下の弟は、今でもゲーム好きですが、誰もが知っている超一流企業に就職し、世界中を飛び回っています。
これから小学校でもプログラミングの授業が始まります。向き不向きや得て不得手がありますが、子供の可能性を信じるのであれば、ゲームはやらせた方が良いです。
そこで感じたものが、その子の成長につながり、そこで得た感覚が、その子のビジネス感覚につながります。
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