ブランドの作り方
- 2015.09.14
- ニュース
最近、聞いた対談CDの中で「定性的独自性」という表現をされている人がいました。この表現方法が自分にとっては非常に腑に落ちたというか、あぁなるほど!と思わせる言葉だったのです。
ポイントは、定性的であるという事。どういうことかというと、ブランドは、イメージの総体であるため定量的に測定できません。定性的なものなのです。
ブランドはあくまでも受け手が持つ好意的なイメージであるため、数値化できません。好意的なイメージを持っている人の数は測定できますが、ブランドが持つイメージを定量的に測定は出来ないのです。
何故そんなに
ブランドを一言で定義づけるとすれば「定性的独自性」と言えるのです。
ということは、ブランドを作っていく上でもこの「定性的独自性」というものが必要不可欠となってきます。
難しいところは、定性的という部分です。
どうやって定性的にまとめるか?
それは、インタビューしかありません。
とにかく聞くしか無いのです。
聞いていくと、自然とどこに独自性があるかが見えてきます。
これまで、ブランド作りのような仕事は数えるほどしかありません。
しかし、企業ホームページの制作案件は300件以上あります。
企業ホームページで心がけてきたことは、ブランドづくりに共通する「定性的独自性」です。定性的独自性という言葉に出会う前は「その会社らしさ」という言葉を使っていました。
「その会社らしさ」の方が分かりやすいと思います。同業種の会社であっても、じっくり話を聞いていると、一つとして同じ会社はありませんし、(フランチャイズやボランタリーチェーンなどは別です)自然と独自性は見えてきます。
全く独自性がないとおっしゃる人もいますが、そもそも従業員が同じではないので、同じようには成りえないのです。似たような人たちの集まりはあるかもしれませんが、それでも、何らかの違いはあります。
そうした「その会社のらしさ」を表現することができると、その会社の独自のホームページになります。
ブランド作りとホームページ制作のやり方はさほど変わりなく、ただ出来上がってくるものが「ロゴやマーク」か「ホームページ」かの違いだけなのだと思います。
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