オープン・ソーシャル [Open Social]

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Open Social(オープンソーシャル)というと、SNSのAPIという技術的な用語として、現在は利用されています。

しかし、今回は、技術的な意味あいとしてではなく、社会学的な意味合いでオープンソーシャルという言葉を利用したいと思います。

なぜ、オープンソーシャルという用語を社会学的な意味合いで用いたのかというと、クローズドソーシャルとの対比としてわかりやすかと思いったからです。

クローズドソーシャルというと、閉鎖された社会という意味合いですが、現実社会全てがクローズドだとは言いません。

ここで定義するクローズドソーシャルは、小学校、中学校、高校、地方社会といった相対的な社会です。

なぜ、相対的な社会と表現したかというと、小学生の社会は、自分のクラスと数人の友達が全てだからです。それは、中学校でも、高校でも同じです。また、その地方社会でも同じことが言えます。大人からすれば、小学生の社会観などは、取るに足らない問題に写るかもしれませんが、当の本人は、その社会こそが全てです。

例えば、「そんなのみんな、持っているよ!」という子どもにたいして「みんなって誰?」と聞くと、仲の良い3人ぐらいの友達の名前しか上がってこないはずです。それもそのはず。その子の社会はその数人で全てだからです。

客観的な見方をすると、それが閉鎖された社会=クローズドソーシャルと呼べるのではないだろうか?と考えたのです。

そして、その対比としてオープンソーシャル(解放された社会)=インターネット社会です。

近頃は、小学生ですらTwitterやブログ、ソーシャルゲーム、小学校の自由研究など当たり前のようにインターネットを活用しています。

インターネットは、テクノロジーから、メディアになり、現在は社会へと進化しています。インターネットメディアではなく、ソーシャル・ネットワーク=オープンソーシャルなのです。