Movable Type 4.2
- 2008.08.21
- ニュース
- Movabletype, インターネット, 時事ニュース
Movable Typeのver.4.2が出たそうです。
マルコ式も、MTの恩恵で動いているわけなので、さっそくVer.UPしてみました。
今回のバージョンアップでは、かなりの部分が修正されたことと、新しい機能も追加されています。
まず大きく変わった点としては、
- Widget Manager
- Template Refresh
の2つのプラグインがコアに統合されました。
これによって、以前のバージョンで使用していたこのプラグインは必要ないばかりか、削除または、無効化しないと衝突する恐れがあるということです。
ちなみに、バージョンアップ後何やら自動的に無効化されていたようなので、削除しておきました。
ついでにGoogle Adsense Widgetも無効化されていたので、使えないのかもしれません。とりあえず、削除です。あと、feeds-app-liteもダメでしたね。
何やらいろいろと競合を起こすようです。
で、追加された機能なのですが、これが結構多いので6畳アパートから引用です。
- パフォーマンス向上
- パフォーマンスロギング機能
- テンプレートモジュール・ウィジェットのキャッシュ機能
- 状況に合わせて選択できる公開プロファイルの充実
- サーバーサイドインクルード
- 全文検索や、検索構文の拡張、結果ページのページ分割など強化されたブログ検索
- ダイナミックパブリッシング使用時のアーカイブページ分割表示
- テンプレートの変更をすぐ確認できるテンプレートプレビュー機能
- 追加・拡張されたテンプレートタグ
- 追加された環境変数
- コメントのスレッド表示
- テンプレートごとのオプション設定インターフェイスの追加
- テンプレート一覧ページの再設計
- シンプルなデフォルトテンプレート
- ウィジェットマネージャをコアに統合
- システムレベルでのコメントユーザー禁止処理
- TypePad AntiSpam (Beta) に対応 (プラグイン同梱)
ちょっと意味がわからないのは、パフォーマンスの向上。具体的にはいったい何を?と問いたくなりますが、それも発表記事の中にあったので、引用です。
また、比較的大規模なブログを想定した環境 (1万件のブログ記事、10万件のコメント、3ユーザー、3カテゴリを持つブログ) を使ってベンチマークテストを実行しました。結果は次のとおりです。
- ブログのサイト内検索にかかる時間は2ケタ減
- Movable Type 4.1 から 4.2 にアップグレードするだけで構築処理速度は 33% アップ。さらに テンプレートモジュールのキャッシュ機能を使用すると、45% 以上の速度アップを期待できます。
- Movable Type 4.2 は、インストールしてすぐの MT3.36 よりも2倍速く、テンプレートモジュールのキャッシュ機能を使用すれば、Movable Type 4.2 は MT3 よりも3倍近く速い
もちろん、全ての環境で同じ結果が出るわけではありません。だからこそ、Movable Type 4.2 では、ユーザーが利用する環境や記事の数、アクセスの状況などに合わせて、ページ出力に関する方法や設定を行えるよう、様々な機能を追加しています。
とにかく早くなったと言いたいわけですが、確かに4.1より速くなりました。ただ、WordPressよりはまだまだ遅いですがね。WPのレスポンスにはまだまだ遠いですね。
今回のバージョンアップで一番いいと思ったのは、TypePad AntiSpam のサポートです。
これによって、多少なりともスパムが減ってくれると、コメント機能もフルオープンで誰でも書き込めるようにできるんですけど。。。
毎回、スパムコメントが大量に送られてきてサーバ管理者からプログラムの一部を停止されるなんてことは、しょっちゅうでした。なので、最近はコメントは登録者のみで限定していたりもしたものです。もしくは、コメント機能自体をOFFにしていたり。
コメントしてくれる人には、誠に申し訳ありませんが、それをしないと、サーバを止めると脅迫メールが届くわけです。
でも、こういうのはイタチごっこなので、いずれまた大量にスパムが送られてくるような事態になるんでしょうけど。とりあえず今だけは…。
結論としては、まだ、バージョンアップしていない人はすぐにしたほうがいいです。
-
前の記事
Pixlr 2008.08.19
-
次の記事
平成19年度我が国のIT利活用に関する調査研究(電子商取引に関する市場調査) 2008.08.22