Amazon.co.jp: 恋空―切ナイ恋物語: 本: 美嘉
アマゾンのレビューがすごいことになっているという情報を見つけ、実際に見てみました。。。
今現在ですでに1000件近いレビューがありますが、そのほとんどが、罵詈雑言。誹謗中傷。
買わなければよかったという内容が特に目立ちます。
何がそんなに悪いのか?
逆に興味が生まれました。
そして、上巻・下巻を合わせて購入。
かなり久しぶりに小説を読む羽目に。大体4時間ぐらいでしょうか。。。全部読み終わったのは。
感想としては、確かに文章が稚拙です。見るに堪えない表現などもあり、もう少しボキャブラリーを増やしてから書いてほしかったという気持ちがあります。
内容的には…上巻は確かに読むに値しないかもしれません。ごくごく普通の話。田舎のほうではよく聞く話です。
レイプされたとか、妊娠したとか、高校生同士で結婚したとか。。。私が高校の時もそんな話が後を絶えませんでした。それだけ人の心がすさんでいるのかもしれませんね。
でも、他人から傷つけられて、自分も人を傷つけて。そうしてほかの人との距離を学んでいく。それが大人になるってことじゃないかと改めて考えさせられました。
ただ、忘れないでほしいのは、傷ついた何も知らない子でお金儲けしようとしている悪い大人たちがいるということを。
この本の作者がバッシングされるいわれはなく、それを書籍にし発行した編集側に問題があるのだと私は思います。
携帯サイトだけで終わっていればよかったものを。。。「電車男」以降こうした儲け話に敏感な人もいるんです。純情な気持ちをまんまと利用されただけだと思っていましたが、、、、
以下のレビューを見てそれを少し疑うようになりました。
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両方読んだ人にしかわかりませんが。。。ただ、これを書いた人もほかの人たちもなんだかんだいって、本買ってるじゃないですか。。。出版社的には何を言われようと、本が売れれば別にどうってことないわけで。。。
そのうち、テレビでも取り上げられるでしょうね。この「恋空論争」
ちなみに、私は不覚にも下巻で泣きました。
私が考える「本物」は、賛否両論があってしかるべきだと思っています。ですから、これは間違いなく「本物」だと思います。
そして、最後にはっきりと言えることは、作者は良かれ悪かれ多くの人たちの注目を集めたということ。
いいも、悪いもひっくるめて何らかの感情を多くの人に与えたという事実は、誰も否定できないでしょう。
そういえば、Dale Carnegieの道は開けるの一説に、「しんだ犬を蹴飛ばすものはいない」という話がありました。
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