ダイヤモンドはそこにあった

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こんな話を聞きました。

ある農夫が、それまで蓄えた財産と土地をすべて売ってダイヤモンドを探す旅に出たそうです。
世界各地を転々としましたが、結局ダイヤモンドは見つからず、貧しさの中でこの世を去りました。そして、その農夫が死んで間もなく、もともと彼の農地だった場所のすぐ近くで、その土地を買った人が大きなダイヤモンドを見つけたのです。

この話の教訓は、自分が探し求めているものは、意外と足もとに転がっているというものでした。
地道にその場所で農業を続けていれば、ダイヤモンドも見つかったかもしれません。そんなお話です。

これは、誰にとっても同じ教訓なのだと思いますが、特に、自分自身にとってはかなり衝撃を受けました。
また、別の話も知っています。

ある人がイギリスに旅行に行ったときに、とても芝生が奇麗なお屋敷の前を通りかかりました。ちょうど、庭師が芝生の手入れをしていたので、その観光客は、庭師に話しかけました。
「立派な芝生ですね。どう手入れすればこれぐらい立派な芝生にできるのですか?」
すると、庭師はこう答えました。
「簡単なことですよ。水をまいて伸びてきた部分を切りそろえるだけですから。それを500年ぐらい続けるとおなじくらいの芝生にはなると思いますよ。」

その観光客は、その話を聞いて実際に芝生を手入れし始めたかどうかはわかりませんが、少なくとも、そうしたことの積み重ねが、自分でもどれだけやったのかわからなくなるぐらいやって初めて人から認められるのだということです。

自分自身、いつも、より良いビジネスモデルを模索してはいますが、そんなに簡単にビジネスモデルが思いつくはずもなく、思いついて実践してみても、うまくいかないことのほうが多いです。
だからと言って、そこであきらめた試合終了なのです。

最近は、地道にコツコツとしていくほうが結果としては大きいものを得るのではないだろうかと思っています。