社会を知っている人、知らない人
詭弁論考を始めたころは、まだ学生だったので、社会のことは色つきメガネで見ているような感じでした。
特に大学生の頃って、厳しさや大変さなんてあんまり実感がないので、とても偉くなったような気分があります。その癖何もできやしない。
言うことは立派でも、何もできない。
でもそんな感じでも、学生だから…と許してくれるわけです。
そう考えいると、すごく、ずるい存在ですね。
しかも、僕などは、かなり小賢しい学生だったので…。
社会人になってから、思ったことは、イメージと全然違う!ということでした。
学生のころは、1億円なんて簡単に働かなくても稼げるものだと、何の根拠もなく思っていたのです。でも、
いざサラリーマンとして働き始めると、1億円どころか、10万円稼ぐのも容易ではない。。。
かなりがく然としました。
そして、社会を知らなかった自分自身が恥ずかしくなりました。
それと、自分は何でもできると感じていたことも幻想だったとこにも気が付きました。自分より出来る人なんて、よっぽどいます。
そんな人たちと出会い、話をすると自分自身がとても恥ずかしくなってしまうのです。
何よりも自分の力のなさを痛感したのは、仕事を始めてからすぐでした。
現実を知ってしまうと、なんとなく大きいことがいえなくなってしまったりします。萎縮しちゃうんでしょうか。
そこが、気持の弱さなのかもしれませんが、社会を知らなければ、いくらでも大きなことやいろんなことを言えるんでしょうね。ただ、
現実を知ってもなお、言い続けられる人は、成功する人なのかもしれません。