遊び心が決め手です。
WEB2.0といわれるようになって、それに準ずる形で様々なサービスが展開されています。
WEB2.0的といわれるサービスを一つ一つ細かく見ていくと、一つの共通点があることに気がつきます。
それは、どれも遊び心があるということ。
利用者をワクワクさせるようなサービスを行っているところが、やはり強いようです。
モノから質へとニーズが移り変わっている時代において、楽しいことが、
WEB2.0のサービスを語る上でもっとも重要なことのように感じます。
誰もが手軽に動画を楽しめるサービスとして有名なYou Tubeや、
ソーシャルネットワークサービス(SNS)のmixiやMySpace。
WEB2.0の先駆けであるブログサービス
これらすべてに共通するのは、CGMであるということのほかに、誰もが楽しく利用できるという点にあります。
楽しさというのは、遊び心があるか、ないか。
楽しいものであれば、続けることもできますが、楽しさを感じない、もしくは辛いものだとするならば、続けることは難しいでしょう。
CGM世代は、情報を発信することに喜びを感じるのではなく、そのサービスを使ってコミュニケーション事態を楽しんでいるのです。
その心境は、外で遊ぶ子どもとあまり変わりません。
特に、現在最も利用者の多いとされる30代までの世代は、物心がついたころにはすでにTVゲームが存在し、外で遊ぶよりも、
ゲームをして遊ぶ時間を有意義だと感じている世代です。その世代にとって、インターネットだろうが、パソコンだろうが、TVゲームだろうが、
ポータブルゲームだろうが、さほど変わりはありません。
そんな世代が作り出したわけですから、WEB2.0には、遊び心があるわけですし、むしろそれがなければ、
ヒットもしないのではないだろうかと、考えています。
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