CombzMail
以前、クライアントにお勧めしていたTXmailが11月で利用中止になってしまい、
他に何かいいメルマガ配信ASPはないものか・・・と探していたところ、2つほど発見しました。
一つ目はPRJAPAN。月々1,840円~ なのに、読者がゾクゾク増加する メール配信サービスが登場です!!
というキャッチで募集をかけています。
ここでは、懸賞サイトと連動している為、その懸賞を目当てに集まってくる人にメルマガを配信できるという仕組みのようです。
しかし、価格が安い。また、毎月30名限定でメルマガ読者をくれるそうです。エコノミーコースでは基本使用料が1,840円で300人の読者を誘導してくれます。これを、高いと取るか安いと取るか・・・。ちなみに楽天のプレゼントでは、一回の企画で1,000通以上のアドレスを集めれます。これも、高いと取るか、安いと取るか・・・。
そこが問題なのです。
結局のところ、利用用途に応じて選ぶことが一番です。
それよりも、ただメルマガを配信できるASPのほうが、逆に柔軟性は高いです。
懸賞もより特化したサイトを利用し、そこで集めたアドレスに配信することによって、売上は上がります。
どれだけの量のアドレスに、質の高い情報を提供できるか?で売上は変動します。
10,000通に対して成約率が2%だとすれば、200件の成約が取れる計算になります。(実際の成約率はもっと低いでしょうが)それに平均単価をかければ、大体の売上見込みが見えてきます。
メルマガ配信数×成約率×平均単価=売上
とすれば、メルマガの配信数を上げても売上は上がりますし、成約率を上げても売上は上がります。また、平均単価が上がっても売上は上がるわけです。
メルマガの配信数の増やし方は、懸賞やオークションなどの企画によって集めることが可能です。また、成約率は、どれだけ質の高いメルマガを提供できるか?にかかっています。最近は特に、スパムメールが横行してることと、どのネットショップでもメルマガを発行するようになっため、差別化などを考えなくてはなりません。もちろん、ここも企画しなければなりません。
これらのことを頭に入れて、プランニングするとなるとある程度柔軟性の高いASPでなければなりません。
もちろん、マーケティング機能が十分なASPもたくさんありますが、初めの段階でそれだけのコストがかけられない場合、予算としては3,000円が限界ではないでしょうか?
そうしたことを踏まえれば、先にあげた
PRJAPANでも十分ではありますが。
そこで、今回のタイトルにもなっている CombzMailの話になります。ちょっと、前おきが長くなってしまいましたが、 CombzMailは、メルマガ配信に特化したシステムです。価格は2,300円/月~。
メディアの掲載実績も多数あり、何より機能が豊富です。
そんなに、機能があっても使わないよ・・・とはじめは思いますが、配信していくうちに、あれも、これも・・・と要望は増えるもの。
ほぼ大抵のことが出来るようになっています。
ただ、個人的に一番ポイントとして高かったのは、CSVでした。要するに、情報資産の再利用が可能ということです。正直、DB型のメール配信システムであれば、どれでも良かったのですが。通常数万円かかるようなシステムが3,000円を切る値段で、利用できるというのは非常にメリットが大きいと思います。
メルマガ配信といえば、クライアント型のソフトもありますが、正直あまりお勧めしたくありません。
理由はセキュリティーとスペックの面からです。個人情報の取り扱いについては、ネットにつながっているクライアントPCほど危険性の高いものはありません。セキュリティーソフトを入れているから安心と思われがちですが、数万人の個人データを一社員のパソコンに保管しておくという考え自体が、危険です。もし、パソコンが壊れたら?内部の誰かがその情報を持ち出したら?
個人情報流出事件のほとんどは、誰かが持ち出すケースが多かったわけです。
危機管理は、性善説では語れません。基本姿勢は性悪説です。
ASPを選ぶもう一つのは、もしそうした事態に陥ったとき、損害賠償がかけられるという理由も大きいです。一社員に対して、そうしたことは出来ませんが、会社同士であれば損害賠償が可能です。
もちろん、ASP側は細心の注意を払ってそうした自体を防ぐ対策を未然にとっているわけですが。同じだけのセキュリティーを確保しようと思うのであれば、いったいどれだけの費用がかかるのか?
それを考えると、個人情報の取り扱いはアウトソーシングすることが一番です。
また、CombzMailでは、1問1答のQ&Aメールマガジンなども発行しています。これは、インターネット ~ オフィス系アプリケーション各種 ~ VBAまでの情報を扱っていますが、ビジネス用途で使う情報ばかりです。多分、メルマガを発行する人は事務系の人が多いというマーケティングによってこうした情報を提供するようになったのだと思いますが、実にシナジーのあるサービスを提供してるものだと、感心してしまいました。
常にサービス強化を図っているようですが、今後もサービス強化に期待したいところです。
・・・ただ、サイトのデザインはもう少し何とかならないものなのだろうか・・・
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