優しさと甘さについて

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優しいと甘いというのは根本的に違う。
そんなことは、言わなくてもわかっているだろう。
しかし、わかっていない人がいるのだ。
例えばこんな人はどうだろう?
子供を叱るのはかわいいそうだから叱らない親とか、彼のどんなとこが好きと聞かれて、優しいとこと言う彼女。
こういった人は、自分では優しいと思い込んでいるか、それが優しさだと思っているに違いない。
だが、こんなのは優しさだとはいえない。
子供を叱れない親がいると、それだけで社会にとって迷惑だ。また、欲しいものを何でも買ってやる親もやさしい親とはいえない。これらは全て、甘えとか甘やかしとか言うことを知っているだろうか?

優しいだけの彼と言うのは、下心みえみえではないのだろうか。また、好きなとこと聞かれて、優しいとこと答える彼女は、彼のことはあまり好きでないのであ
る。男が女に優しいのは当り前であり、それを理由として答える人は、今まで本当にひどい男としか付き合ったことがないか、はたまた、初めて付き合うかの他
には考えられない。(常識の通じる人に限る)
誰にでも優しいのも本当の優しさではない。
人間関係において、好きな人だらけなら問題は起こらないが、そうではないではないか。
誰にでも優しい人は、結構裏がある。
みんな仲良くと言う思想が蔓延し、従来の常識ではかれない人々が結構いる。
特に、最近の日本人についていえば、自分の言葉に責任がもてない人が多くないだろうか?国のトップにそれが目立つのにもなんらかの関係がありそうである。

甘さと優しさを履き違えている日本人が、大勢いることは、本当に嘆かわしいことだ。
本当の優しさは、本当の厳しさを知らずしてえられるものではない。
人の厳しさを知らずして、人の優しさを知りえないのである。