今、AIを使うのならIBMのWatson
IBMのWatsonはAIじゃない?
OSSとなったAIも増えている中、今最も実用性の高いサービスがIBMのWatsonです。
創立者の名を冠しただけあって、IBMの「Think」が息づいているようにも感じます。
ちなみにWatsonはAIではなく、コグニティブ・コンピューティング・システム(Cognitive Computing System)と位置づけられています。
Watsonは何が出来るのか?
コグニティブとは日本語では「認知」という意味です。問題を認知(認識)して、その解答として正しいもの、正しそうなものを推測し、提示すると言う役割をコンピュータが行うことを意味しています。
提案はするが、決定はしない。
AIという意味においては弱いですが、それでも今の我々にはとても便利です。
Watsonの有用性
特にビジネスシーンにおいては、具体的な事例もあり、生産性の向上や、標準化、脱属人化の成果が上がっています。
ビジネスにおいて、決定は責任ある立場の人間が行うものですので、Watsonがいくつか提案するだけでも、経営判断には役立ちます。
より精度に高い提案は、広い知識と具体的な経験によるところが多く、属人的になりやすい領域です。
Watsonに、過去20年の実績と情報を与えれば、ベテランの考えをいくつか提示してきます。
その中で、状況に即したものをピックアップし実行すれば、新卒1年目でも質に高いサービスが提供できるというわけです。
ビジネスシーンにおいては、天才AIよりも、Watsonのような、使えるやつの方が重宝されます。
参考:
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