briefingをしよう!
- 2008.11.05
- 考察
会議とか、ミーティングとか。
こればっかりに時間を取られていたら、仕事になりませんが、仕事を進めるうえでは外せないのも事実です。
もっと効率的に、そして迅速に会議を進めるためにはどうしたらよいか?
いろいろと考えていたところ、元トリンプの吉越社長と神田さんの対話CDを聞いてヒントを得ました。
吉越さんがトリンプの社長をしていた時、毎朝欠かさずミーティングをしていたそうです。
ミーティングの進め方は、誰かが懸案事項をもってきてそれをどうするのかを議論するのではなく、懸案事項と一緒に解決策も一緒に持ってこさせるというものだそうです。
すると、その場では、
「●●という問題がありますが、△△というやり方で対応しようと考えています。」
という発表になり、それに対してOKかNGかを出すだけなのです。
一般的な場合、
「●●という問題があります」
「●●という問題についてどんな対策が望ましいだろう?」
…云々…
「では、次回までに対応策をもってきましょう。。。」
これでは、何も決まらず、スピードも遅いです。
吉越さんのようなやり方は、かなり明確でわかりやすくそして効果も出やすいです。
でも、これってミーティング?
会議とかミーティングとかは、時間だけが過ぎていくようなイメージがすでに定着してしまっているような気もするので、あえてミーティングという言葉を使わない方が、いいかと思い「ブリーフィングをしよう」と銘打ったわけです。
そもそもbrief(ブリーフ)とは、「短時間の」とか「簡潔な」といった意味合いです(決してパンツじゃありません)。
使い方では、in brief で「要するに~」という意味だったり、to be brief で「手短に言えば」という意味合いになります。こうしたニュアンスから言ってbriefing(ブリーフィング)というのは、要点を得た端的な説明会というニュアンスになります。
だらだらとした説明会よりも、端的に要点を得た説明会の方がどれだけ生産的かは、誰でもわかりますよね。
結構、広告業界とか制作会社とか等ではよく耳にする言葉だったりしますが、これをビジネスに応用してみるのはいかがかと思うわけです。
言葉の響きとしてもかっこいいですし。
部長:「●●君、ブリーフィングをしたいのだが、3分いいか?」
というのと、
部長:「●●君、3分いいか?」
というのとでは、受け手としての構え方も違うと思います。前者は、何をするのか明確ですが、後者は一体何だろう??と相手を不安にさせます。
それが浸透するまでには多少時間がかかるでしょうが、いったん浸透すると、たぶんミーティングなんてものは特に必要なく細かなブリーフィングだけでも十分機能するのかもしれません。
ちょっと明日から試してみようかと思います。