モバイルでのショッピング利用は約3割
MMD研究所が5月29日に発表した
「第16回 モバイルコマースに関する利用動向調査」
によると、モバイルでのネットショッピング利用は約3割という結果でした。
Q.4月に携帯電話でネットショッピングをしましたか?
(単数回答、N=3,627)
【全体】
利用した 27.7%
利用していない 72.3%
利用者を年代別で見ていくと、10代以下が17.5%、20代前半が26.4%、20代後半が29.3%、30代前半が31.1%、30代後半が30.8%、40代以上は34.7%という結果です。
特に、「利用した」と答えた回答者は約3割となり、年代別で見ると、30代以上で約3割という結果でした。
また、どういったものを購入したかについては
《男性》N=255
- CD・DVD(音楽) 23.9%
- 書籍・雑誌 20.8%
- 食品・飲料 18.8%
- 衣料 18.0%
- ファッション小物2 14.9%
《女性》N=751
- 衣料 30.6%
- 化粧品 25.0%
- ファッション小物 20.0%
- CD・DVD(音楽) 18.8%
- 書籍・雑誌 18.2%
男性は「CD・DVD(音楽)」が23.9%、女性では「衣料」が29.7%で最も多い結果です。
携帯でのネットショップ利用が3割程度という現状においては、まだマーケットが確立されたとは言えない状況ではあります。しかし、利用者の年齢を見てみると、働き盛りの20代後半以上が圧倒的に多いこともうかがえます。
時間がないけど、ほしいものを買えるお金は持っているという人たちが、携帯でのショッピングを利用していると考えられます。
携帯の利用については、10代が圧倒的に多いと言われていますが、ネットショッピングとなると結局お金を持っている人たちにターゲット絞らざるを得ないというのがこの結果から見てもわかると思います。
手軽に商品が買えるという利便性はあるのですが、どうも3,000円以上の商品はなかなか売れなさそうな気がします。
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