言語学との出会い

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大学時代、専門は、社会学だったのですが、個人的興味から言語学を独学していた時期がありました。

あまり仕事では使わないものだと思っていたのですが、どうも、コンテンツの最適化に関して言語学が有効なのではないだろうか?
と感じるようになってきたので、改めて取り組んでみる価値があると思います。

そもそも、言語学(げんごがく)とは、人類が使用する言語
(ことば)の本質や構造を科学的に記述する学問です。要するに、
いつも使っている言葉を客観的に記述することです。
物理学者がリンゴがなぜそのように落下するのかを考えるように、言語学者は言語がなぜそのように話されるのかを考えます。

ただ、現代言語学は言語の優劣には言及せず、あらゆる言語に優劣が存在しないことが前提となっています。日本語だろうが、
英語だろうが、中国語だろうが、スワヒリ語だろうが、どんな言葉であれ、一番いい言語はどれか?ということは関係ないということです。
ですので、世界の言語はすべて同等に扱われます。

現代言語学の根本には、フランス文化人類学者
思想家クロード・
ギュスタヴ・レヴィ=ストロース
Claude Gustave
Levi-Strauss
, 1908年11月28日
– )による構造主義が大きくかかわっているということは、大学時代に勉強していました。

もともと、社会学を専攻していたということは、先にお伝えしましたが、文化人類学にも関心を持っており、その過程の中で出会ったのが、
クロード・ギュスタヴ・レヴィ=ストロースと構造主義だったわけです。

そして、たどり着いた先が、言語学という新たな学問領域でした。

後になって知ったのですが、恣意性についてはすでに2000年も前からインドで知られており、恣意性を消し去る高度な技法が発見され、
実践体系や生き様にまで高められていました。

それは、仏教という形で今も現存しています。

サンスクリット語では「空」を「シーニャ」と呼び、ソシュールは、恣意的関係性を「シーニュ」と呼びました。