Windows Vista Ultimate Report
Windows Vistaが1月30日に全世界一斉発売されたわけですが、 昨年の段階でボリュームライセンス契約者へ提供されています。
実は、VistaのBeta判とカスタマーレビュー版は、昨年の段階で手元にあったわけですが、なかなか動作確認する気にはなりませんでした。
というのも、Vistaのシステム要件が高すぎるのです。
- 1 GHz 32 ビット (x86) または 64 ビット (x64) プロセッサ
- 1 GB のシステム メモリ
- 15 GB 以上の空き容量を持つ 40 GB のハード ドライブ
どこにそんなハイスペックなPCが転がっているのか?と。
一応、自宅のディスクトップPC(自作仕様)は十分要件を満たしていたわけですが、テストで使用するには、保存しているファイルの量が多すぎるので、却下。
マウスコンピュータで7万円ぐらいで買ったノートPCは、もちろんスペックが足らず・・・。
仕事用として利用しているMacBookは、十分システム要件を満たしていますが、仕事用なのでテストは無理。
というわけで、インストールもせず、そのまま放置している状態でした。
しかし、先月思っても見なかった事態が・・・仕事用で使っているMacBookが起動しない。。。
どうやら、HDDが壊れてしまったようで、サポートに出す羽目に。そして、仕事では低スペックなノートPCでその場をしのがなければなりませんでした。
先日、ようやく社会復帰したMacBookでしたが、すでにデータは完全消去。真っ白な外見に違わず、中身も真っ白になって帰ってきたのです。
とりあえず、仕事復帰させようと思ったのですが、どうせ真っ白になっているんだったら、ついでにVista入れてみようか・・・と思い立ち、カスタマーレビュー版を入れてみました。
動作自体はなかなかスムーズだったのですが、どうも、Aeroがムカつきます。それまでのWindowsはシンプルな動作だっただけに、余計にMacOSXを意識していることが見え見えで、機能のほとんどは、移植したのでは?と思ってしまうぐらい。。。
どうせ業務用なんだから、無駄に3Dとか使わなくてもいいんです。それがWindowsってもんじゃないですか?
慣れれば、そうでもないのでしょうが、(早い物好きな私でも)現段階ではまだ早いような気がしました。
ただ、これまでのソフトウェアは互換性があるようで利用はできますが、HDDを15GBも占拠されると、やる気を失います。MacBookでブートキャン プを使用してパーティションを区切った状態で32GBだったものが、半分もOSで占められるわけです。OSを入れるために区切ったようなもんです。そこに さまざまなアプリケーションを追加していくと、あっという間に30GBなんてなくなってしまいます。
自宅のディスクトップに入れれば、その点は問題ないかもしれませんが、Ultimateのアップグレードパッケージは、30,000円程度。Home Basicであれば、10,000円台で購入可能ですが、3Dのビジュアル機能はありません。機能比較を見ると、あまり使いそうもない機能が盛りだくさんで、Home Basicがとても魅力的に見えてしまいます。しかし、機能が減ったからシステム要件が下がるかというと、そうではありません。要件自体は一緒です。MacBookのスペックが今の倍になって、価格は20万円を切るぐらいだったら、導入も考えますが。
また、これから不具合を補うためのパッチが膨大に出され、それを補うためにサービスパックがこれまで同様配布されることは間違いないでしょう。
それが、出てからでも遅くないのではないでしょうか?予測では、1~2年後ぐらいだと思いますが。