asahi.com: 楽天に全国の自治体初の出店 北海道白糠町、特産品販売 – デジタル
市町村で初の楽天出店というニュースを聞いて、ちょっと驚いたのと、これはコンサルタントが入っているな?と思いました。
今回、初めて出店を決めたのは、北海道白糠(しらぬか)町という小さな町ですが、自治体の財政難で隣の釧路市などと合併を議論をしていたそうですが、住民投票によってあえなくご破算に・・・。
そして、独自の道を歩むことになったわけですが、依然として財政難は大きな問題でした。そこで、地元の特産物をネットを通じて販売するという手に乗り出したのです。
その手法もしっかりしており、町がサイトの運営を受け持ち、地元の出品業者を集め楽天を通じて販売するというものです。
これって、ドロップシッピング?
町が、苦肉の策として出してきたというものにしては、かなり出来すぎています。販売手数料と、税収の両方を町が取得できる為、売れば売った分だけ白糠(しらぬか)町の財政が潤うわけで、その恩恵は、住民に還元されます。
すべての人がWin&Winの関係。。。ちょっと出来すぎじゃありませんか?
しかも、このタイミングでのニュース報道。
話題性は確かにありますが、これからはじめるというだけで、まだはじめているわけではありません。しかも、北海道の片田舎のお話です。
全国ニュースとして報道されるには、主要媒体にアプローチしなければなりません。いわゆるプレスリリースです。
ここまで、お膳立てできるフィクサーはかなりやり手のコンサルタントです。日本初ということでニュース性も強いですし、その後の販売も何もない状態よりはかなりやりやすくなってきます。
すごいストーリー作りです。
そして、私も早速記事として掲載しているわけですので、ブロッガーに対しても影響力はあります。
実は、同じようなコンサルティングを行っているので、すぐにこれがコンサルタントの手法だとわかりました。
(まだまだ、ここまでストーリー作りがしっかりは出来ていませんが)
まさに理想系のやり方だったので、「あっ!」と思ってしまったわけです。
この町興しはたぶん成功するでしょう。
そして、第二、第三の白糠(しらぬか)町が続々登場してくるはずです。
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