MySpace日本語版

NO IMAGE

ソフトバンクが、アメリカのメディア大手ニューズ・コーポレーションとSNS事業で提携することになったようです。
今月に日本で折半出資会社を設立して、ニューズ・コーポレーション傘下企業が運営する世界最大のSNS「マイスペース」の日本語版サービスをはじめます。現在は、MySpace Japanはただいまテストサービス中ですという形で運営されていますが、合弁会社が設立すれば、正式サービスされるわけです。

合弁会社の名前は、「マイスペース・ジャパン」。資本金は10億円前後で、会社立ち上げと同時にサービスをはじめるということです。はじめは、会員登録した人が写真、動画、ブログなど公開のサービスを利用できるようにし、将来的には、携帯電話からの利用も視野に入れているということでした。

もともと、ソフトバンクの孫社長とニューズ・コーポレーションのルパート・マードック会長は以前より交流があり、過去の1996年から97年にかけて行われたテレビ朝日の株式取得や衛星放送参入などで協力した実績があります。そうした経緯もあって、今月行われる予定のトップ会談を経ての提携になるということです。

SNSといえば、先日、mixiが上場をして注目が一挙に集まった分野です。利用者は1000万人を超えるとも言われていますが、アカウントを変えて複数アカウントを持っている人などもいるらしいので、その利用者数は定かではありません。ただ、外から見れば非常に盛り上がっているようにも見えるのだとは思います。もし本当に1000万人もの利用者がいるのであれば、日本人の約10%もの人が利用している計算になります。確かに、利用者は多いとは思いますが、果たしてそんなにいるだろうか?という疑問もあります。また、mixiの株価も公開直後いきなり高値をつけましたが、最近は価格を落としています。(2006.11.05現在)

匿名性が高いインターネットにおいて、SNSは個人名や現住所などがわかるので安心という話もありますが、匿名性が低いが故に起こりうる事件などもあります。どこの誰かがすぐわかってしまうことは、それを悪用する人も出てくる可能性はあるということです。

いろいろな問題もありますが、日本最大のSNSが勝つか、世界最大のSNSが勝つか?興味があります。