マルコ式社会学

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カルチュラル・スタディーズ

カルチュラル・スタディーズ (Cultural studies) は、主にイギリスに始まり20世紀後半に盛んになった学問の傾向を意味している。サブカルチャーなどを手がかりに文化と政治に関わる状況を分析しようとするもの。バーミンガム大学現代文化研究センター(CCCS – Centre for Contemporary Cultural Studies)が主要な震源地となった。 日本語に直 […]

合理的選択理論

合理的選択理論 (rational choice theory) とは、行為者の合理性を大前提とする社会理論のことである。経済学を中心に発達したが、2006年現在で政治学でも一定の勢力を持っているし、社会学ではまだまだマイノリティであるが、一部に強力な支持者がいる。 政治学と合理的選択理論 政治現象を自己の利益・効用を最大化しようと行動するアクターの相互作用の総体として捉えるのが、政治学における合 […]

シンボリック相互作用論

シンボリック相互作用論(Symbolic Interactionism)とは、1960年代初頭にアメリカの社会学者H・G・ブルーマーが創始した、社会学的・社会心理学的パースペクティブの1つである。それは、人間間の社会的相互作用、特にシンボリックな相互作用(symbolic interaction)を主たる研究対象とし、そうした現象を「行為者の観点」から明らかにしようとするものである。 シンボリック […]

エスノメソドロジー

エスノメソドロジー (ethnomethodology) は、アメリカの社会学者、ハロルド・ガーフィンケル(1917-)が発想した、社会学から生まれた研究法。それまでの社会学では発見できなかった様々なが社会秩序現象を、ガーフィンケルはエスノメソドロジーの名において研究した。 概要 ガーフィンケルはタルコット・パーソンズを指導教授としてハーバード大学に博士論文を提出した。この論文は、パーソンズの提示 […]

構造機能主義

構造機能主義(こうぞうきのうしゅぎ、structural-functionalism)は、社会学における立場のひとつ。中心人物としては、タルコット・パーソンズ、ロバート・キング・マートンというアメリカの社会学者たちを挙げることが出来る。 社会学の根本問題は「個人と社会との関係」をどう捉えるか、という問題である。 こうした問題に対して、個人というものが、その個人が所属する社会によって社会化される側面 […]

フランクフルト学派

フランクフルト学派(Frankfurter Schule)は、マルクス主義等を基に、批判理論による社会理論、哲学を研究しているグループの名称。 フランクフルト学派の設立は1930年にマックス・ホルクハイマーがドイツのフランクフルト大学の社会研究所(Institut für Sozialforschung) の所長に就任した時にさかのぼる。ナチスが政権を獲得すると、メンバーの多くが亡命したため、活動 […]

シカゴ学派 (社会学)

シカゴ学派(シカゴがくは、英:Chicago school)は、社会学の学派の一つ。 石油王ロックフェラーが多大な資金を投入し、1891年にシカゴ大学が創立された。 その翌年、1892年に社会学部が創設され、その初代学部長に就任したのが、A・W・スモールである。 社会学の「シカゴ学派」とは、このスモールら(G・ヴィンセント、W・I・トーマス、C・R・ヘンダーソン)を第1世代とし、第2世代にその黄金 […]

社会学の目的

 社会学は本来、さまざまな社会現象の実態や、現象の起こる原因を解明するための学問である。社会学の目的として、秩序問題、すなわち社会秩序がなぜ成立しているかについての研究を、とくに重視することもある。これは社会秩序や、何らかの社会への協力行動と関連する研究であり、治安や犯罪、逸脱行動、社会統合、利他的行動、向社会的行動、環境配慮行動研究、社会的ジレンマ研究などと呼ばれる研究分野である。この研究分野は […]

社会学の対象

 研究対象は、人間行動( 行為)や相互作用、役割、集団や組織研究、家族、コミュニティ、より大規模な社会構造や社会変動な どである。研究分野の一つは秩序問題、つまり社会秩序や、何らかの社会への協力行動と関連する研究である。治安や犯罪、逸脱行動、社会統合、利他的行動、 向社会的行動、環境配慮行動研究、社会的ジレンマ研究などもこれに含まれると考えてよい。この研究分野は社会心理学や小集団実験と関連する研究 […]

社会学の方法

社会学は、現実の社会からデータを取らなくてはならないため、さまざまな方法が考えられている。主として社会調査が用いられるが、調査の他に、実験、観察、内容分析(文書や映像資料等の分析)、マクロデータ(集計された統計データ)の利用などの手法がある。どれも一長一短があるが、それぞれが重要な研究手法である。 日本の社会調査は、これまでは比較的、回収率もよく、データの質もよく、国際的にも評価が高かった。「社会 […]

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