Claude Fable 5 vs GPT-5.5(ChatGPT 5.5)徹底比較|性能・料金・選び方を解説【2026年】
2026年最前線、2大AIモデルを比較する
2026年6月現在、AI業界では2つのモデルがフロンティアを争っています。AnthropicのClaude Fable 5(2026年6月9日リリース)と、OpenAIのGPT-5.5(2026年4月23日リリース)です。
この2つ、どちらを選べばいいのでしょうか。
結論から言うと、「何に使うか」で答えが変わります。この記事では、ベンチマークスコア・料金・信頼性・得意領域の4軸で比較し、ビジネス現場での選び方を整理します。
総合スコア:Fable 5がリード、GPT-5.5はコストで強み
| 項目 | Claude Fable 5 | GPT-5.5 |
|---|---|---|
| BenchLM総合スコア | 96/100(暫定2位/123モデル中) | 91/100 |
| 料金(入力/出力 per 1Mトークン) | $10 / $50 | $5 / $30 |
| コンテキストウインドウ | 100万トークン以上 | 100万トークン |
| リリース日 | 2026年6月9日 | 2026年4月23日 |
総合的な性能ではFable 5が上回る一方、GPT-5.5は入力単価が半額と、コスト面で大きな差があります。
コーディング性能:Fable 5の牙城
| ベンチマーク | Fable 5 | GPT-5.5 | 差 |
|---|---|---|---|
| SWE-bench Pro(本格的なコード修正) | 80.3% | 58.6% | +21.7pt |
| SWE-bench Verified(検証済み課題) | 95.0% | 88.7% | +6.3pt |
| FrontierCode Diamond(自律パッチ生成) | 29.3% | 5.7% | +23.6pt |
| Terminal-Bench 2.0(ターミナル操作) | — | 82.7% | GPT-5.5優勢 |
特に注目すべきはSWE-bench Proの21.7ポイント差です。StripeはFable 5で5000万行のRubyコードベース移行を1日で完了したと報告しています(従来見積もりは2ヶ月超)。CursorのCEOも「Fable 5は従来手の届かなかった長期ホライゾンの問題を解き放った」と評価しています。一方、GPT-5.5はターミナル操作に強く、Codex CLIとの親和性が高いのが特徴です。
推論・知識業務:品質重視ならFable 5
| ベンチマーク | Fable 5 | GPT-5.5 |
|---|---|---|
| GPQA Diamond(科学推論) | — | 93.6% |
| GDPval-AA(知識業務) | 1932 | 1769 |
| HealthBench Professional(医療) | 66.0% | 51.8% |
| ARC-AGI-2(抽象推論) | — | 85.0% |
文書分析・医療・金融といった知識業務ではFable 5がリード。GPT-5.5は数学的・抽象的な問題解決に強みを持ちます。
信頼性:ここが一番の差——幻覚率
ビジネス利用で最も重要なのが「どれだけ嘘をつかないか」です。
| 指標 | Fable 5 | GPT-5.5 |
|---|---|---|
| AA-Omniscience幻覚率 | 36.18% | 85.53% |
Fable 5の幻覚率はGPT-5.5の約2.4分の1。法務・医療・金融など事実正確性が求められる用途では、この差は決定的です。
ビジョン・マルチモーダル
| 指標 | Fable 5 | GPT-5.5 |
|---|---|---|
| コンピュータユース(画面操作) | 85.0% | 78.7% |
| マルチモーダル平均 | 92.4 | 70.4 |
| 対応メディア | テキスト+画像 | テキスト+画像+音声+動画 |
画像認識の精度ではFable 5が上。ただしGPT-5.5は音声・動画をネイティブで処理できる「真のオムニモーダル」であり、会議解析や音声インターフェースではGPT-5.5に分があります。
ビジネスでの選び方
| ユースケース | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| コード生成・ソフトウェア開発 | Fable 5 | SWE-bench Proで+21.7pt、長期タスクの品質が圧倒的 |
| 大量API呼び出し(コスト重視) | GPT-5.5 | 入力単価が半額、スケール時のコスト差は大きい |
| 法務・医療・金融(正確性最優先) | Fable 5 | 幻覚率が2.4分の1、事実確認の手間が格段に少ない |
| ターミナル・CLI開発 | GPT-5.5 | Codexエコシステムとの親和性、Terminal-Bench高スコア |
| 長文作成・コンテンツ制作 | Fable 5 | 自然な文章、一貫性の維持に優れる |
| 数学・抽象問題解決 | GPT-5.5 | ARC-AGI-2やFrontierMathで強み |
| 画像分析・ビジョンエージェント | Fable 5 | マルチモーダル平均92.4、図表の数値読み取りに強い |
| 会議解析・音声インターフェース | GPT-5.5 | ネイティブ音声・動画対応、マルチモーダルの幅が広い |
まとめ——「どちらか」ではなく「どちらを」
Andrej Karpathy氏はFable 5について「SOTA on everything by a margin」と評しました。確かにベンチマーク上はFable 5のリードは明確です。しかし、ビジネス現場での選択は別の軸で考える必要があります。
- 品質・信頼性を最優先するならFable 5——ただしAPI料金は倍
- コストとスケールを重視するならGPT-5.5——ただし事実確認の工数を見込め
理想的なのは、タスクによって使い分けることです。高精度が求められる業務にFable 5、定型処理や大量バッチにGPT-5.5。この棲み分けが、2026年時点での最も合理的な選択肢です。
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