新BingとChatGPTの徹底比較
ChatGPTのメリット
ChatGPTの良さは、回答の精度の高さです。特にコーディングにおいては、実用レベル。開発スピードを3倍以上引き上げてくれます。(体感値)
また、自然言語処理の精度が高いので、どのような質問でもしっかりと答えてくれます。曖昧な内容でもこちらの意図を汲み取ってくれているかのようです。(実際は機械的に処理しているのだろうが)
また、会話がスムーズで回答についても可能性があるものを3つ以上提示してくれます。様々な要因によって事象が成り立つ事を踏まえ、そのような回答になっているだと思います。
また、チャットの履歴が残せるということも良いです。過去に聞いた内容を改めて聞くこともできますが、前回の回答が残っていると後で見直すこともできます。
コーディングの際に、突然の仕様変更があった場合、もとのコードがチャットに残っていれば、そこからまた仕様変更に合わせてコーディングし直していくことも可能です。
科学的、技術的な情報についてはかなり精度が高いので、研究分野でも役に立つ可能性があります。
ChatGPTのデメリット
最大のデメリットは、情報が2021年時点のデータということです。それ以前データであれば、問題ありませんが、現在2023年。すでに2年経過してしまっています。どこかのタイミングでバージョンアップするのでしょうが、それがいつになるのかはわかりません。
また、プロンプトの精度によって回答の質が変わってくるため、はじめのうちは難しく感じるかもしれません。特に、ITリテラシーの低い人は、もはや理解の範疇を超えるかと思います。ただでさえコンピュータなど苦手なのに、その上AIだと!?
・・・無理でしょうね。
多少できる人でも、使いこなすまでにはなかなか行けないような気もします。使いこなしてしまえば、これほど良いツールはないのですが、使いこなせる人とそうでない人が明確に分かれると思います。
Bingのメリット・デメリット
このあたりは過去記事で説明しているので、要点だけ
メリット
- 素人でも扱いやすいようにサンプルの質問が用意されている
- 検索をベースにしているので、情報は常に最新
- 自然言語処理に違和感を感じない
デメリット
- 会話が続かない6つか7つで終了させらてしまう
- 履歴が残せない
- 検索言語圏に依存するため、世界標準的な回答が得られない場合がある
帯に短し襷に長し
ChatGPTにもBingにも一長一短があります。両方使ってみた感想としては、Bingは初心者に優しく、情報の深掘りもそこそこ。ChatGPTは玄人向けな印象でした。
どちらにも良さがあり、改良点はありますが、現時点ではその両方を使っていくことである程度補うことができそうです。
それぞれのAIに曲を書かせてみた
具体的に、AIの精度を比較するために、音楽表現でセンスを測ってみました。人間の感覚値でわかりやすいのは音楽だと思います。
ChatGPTで作った曲
Bingで作った曲
Bingの方はWEBからサンプルを探して来たようです。日本語のWEBにあるサンプルって練習用なのであまりいい感じではないんですよね。
ChatGPTは過去のデータから良さそうなものをピックアップしてきたのだと思いますが、そのまま聞いても割りといい感じですね。メロディーをのせるともっと良さそうです。
コーディングという次元においてはどちらも曲も作れるということがわかりました。
今後、精度がもっと上がってくれば、いろんなことがもっと用意にできるようになると思います。
使い方次第では、それこそ、アートの分野でも活躍は可能だと思います。
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