新型コロナウイルスのまとめと考察

新型コロナウイルスのまとめと考察

パンデミック

2020年2月より中国の武漢市で発症した新型肺炎・コロナウイルス(COVID-19)ですが、感染スピードが早く世界中でパンデミックが起こっています。

ここまでのパンデミックは、生まれてはじめてです。

これまでの感染者数は今日現在ですでに30万人を超えています。

中国で8万人を超えて停滞していますが、イタリアはここ数週間で一気に感染が拡大しました。

https://abi.arcgisonline.cn/arcgis/apps/opsdashboard/index.html#/a9d590288ae945b58652d5b461a6713f

https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

そして国内でも1000人を超えています。

https://gis.jag-japan.com/covid19jp/

はじめは、インフルエンザウィルスより多少致死率が高い程度と見ていた人も多いかと思いますが、ここまで感染が拡大すると、全く別の未知のウィルスだと認識せざるを得ません。

中国で感染が急拡大したときに、まだ、ここまでの危険性をWHOも認識できていませんでした。

南極を除く5大陸全てに感染が拡大し、国交封鎖や株価の大暴落などまさに未曾有の世界的危機です。

1918年に起こったインフルエンザ・パンデミックの「スペインかぜ」では、当時の世界人口の約3割が感染し1億人もの人がなくなったと言われています。

2009年にも新型インフルエンザの世界的流行の兆しがったのですが、今回ほどではありませんでした。インフルエンザに関してはワクチンもあり、治療薬のタミフルもあります。なので、人類にとってはそれほど脅威のウィルスではないのです。

SARSとの類似点

致死率が高かったと考えられた2002年のSARS(重症急性呼吸器症候群)では、感染者は8000人程度、死者は774人でした。致死率が高いと思われたSARSですが、後からの調べで24歳以下では1%未満、25歳~44歳では6%、45歳~64歳では15%、65歳以上では50%以上と推定されました。

また、潜伏期間は最大10日間だったといいます。

http://idsc.nih.go.jp/disease/sars/update49.html

今回の新型コロナウイルスと潜伏期間、世代別致死率などが類似しており、新型とついてはいますが、SARSのような危険性ウィルスだといっても過言ではないでしょうか?

人類の認識が甘かったと反省せざるを得ません。

まだ、具体的な対抗策が見つかっていない状況で、ワクチンや治療薬の登場を心待ちにしていますが、いつ出来上がるのかは神のみぞ知ります。

しかも、過去のコロナウイルスを原因とするSARS(重症急性呼吸器症候群/2002年に流行開始し、翌2003年に感染拡大ののち終息) や、MERS(中東呼吸器症候群/2012年に開始し、現在も中東地域で流行中) に対する抗ウイルス薬は、開発されていません。

当面は、解熱や、筋肉痛の痛み止めなど、薬剤による対症療法が治療の中心となります。

治療薬がない状況で生き残るためには、人間の免疫機能に頼るしかありません。

新型コロナウイルスへの対処法

免疫力が低い人の致死率が高くなるのにも、こうした事情からくるものだと思われます。特に、高齢者や持病を持っている人などが上げられます。若者はかかりにくいのではなく、免疫力と新陳代謝が高いことが理由かと推測されます。

新型コロナウイルスでは、喉に付着すると排除しようと咳が出るそうです。痰がつまるわけでもなく、喉が炎症を起こしているわけでもなく、空咳が出るのです。そして37度〜38度の発熱や倦怠感がでます。

13日〜14日間程度の潜伏期間後この症状が出始めます。

単なる「かぜ」のひきはじめのような症状のため、油断してしまうのですが、放置すると死に至るわけです。

日常生活を優先することが、求められる現代社会にとって、単なる「かぜ」だと思っていたことが今回のような自体を引きを越した要因でもあるでしょう。

日本では、ダイヤモンド・プリンス号の寄港によって感染が広がったかのように言われていますが、国交封鎖前に帰国した人たちもウィルスを持ち込んでいました。

初期の段階では、日本とダイヤモンド・プリンス号をあわせて1000名を超える感染者と言われていましたが、いまでは、イタリアやアメリカなど欧米での感染のほうが拡大し続けています。

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-51992741

初期段階で学校弊社などの迅速な措置があってこの程度で済んでいると見るべきだと思います。

日常生活に支障をきたすような事態にはかわりありませんが、それよりもこの状況がいつまで続くのかということのほうが重要です。

今、我々が出来ること

世界の経済活動がほぼストップしてしまっているため、ウィルスを吸い込まないように息を止めているのと一緒です。そんなことがいつまでも続きません。そして、そのまま息を止め続ければいずれ窒息死してしまいます。

ウィルスで死ぬか、窒息死するか。

また、この状況がこの先伸びるための屈みとみるか、一つの時代の終わりと見るか。

いずれにしても、この先何かが起こることは間違いありません。

我々が出来ることは、うがい手洗い。そして、イベントなどの自粛。今まで通りのことしかありません。

それと合わせて、軽い運動をするなど、体を動かして代謝を上げる努力をしたほうが良いと思います。

免疫抵抗力を上げるには、運動、食事、睡眠。健康的な生活が免疫力を高めます。もし感染したとしても安静にし、自分の免疫を信じることです。