仕事とゲーム

仕事とゲーム

ゲームは悪か?

自分はファミコン世代のアラフォーなのですが、昔、親からはファミコンをなかなか買ってもらえず、友達がやっているのを見ていました。

今思うと、親が買ってくれない理由もよくわかるのですが、その行為自体は全く無駄だったと思います。だって、友達の家で見ていたりやっていたりするわけですから。

3人兄弟の従兄弟がいるのですが、一番下の子は3歳ぐらいからファミコンを見よう見まねでやり始め、5歳でファミコンを通じでひらがなを覚えてました。

その後彼はどうなったかというと、地元の進学校に入り、地元の国立大学で情報処理を修め、SEとして立派に働いています。

「ゲームばかりやってるとまともな仕事に就けないぞ」

とよく言われたものですが、結果はどうでしょう・・・。

ゲームばかりやっていると確かに、ニートや廃人になりかねませんが、適度なゲームは時としてその人の潜在能力を引き出すこともあるのではないでしょうか?

任天堂では、アメリカで最新のNitendo Switchの100の小学校に教材として配るそうです。(任天堂の『Nintendo Labo』が小学校の教育に使われる。アメリカの100の学校を対象に配布し、子供たちの問題解決能力などを育む)

自分は、小学校でファミコンが出来なかった反動が大きくその後、ゲームばかりやって、高校の頃になると立派なゲーマーでした。

パソコンとゲーム機の違いは?

大学進学時に、入学祝いとしてパソコンを買ってもらいました。当時パソコンは30万円もする高級品。

「これからの仕事では必ずパソコンが必要になる」

と親が買ってくれました。

ファミコンはダメで、パソコンはOK!?
しかも、ファミコンなどよりもよっぽど値が張る高級品。
パソコンゲームもあるのに!?

ちなみにファミコンは、ファミリーコンピュータというのが正式名称で、ゲーム機というよりはコンピュータとして販売したのが始まりです。昔、噂で発展途上国の軍事コンピュータがファミコンだったという話を聞いたことがありますが、当時のゲーム機の中では群を抜く性能だったためそうした噂話が出ても不思議ではありません。また、汎用性が非常に高くゲーム以外でも通信モジュールを使って株式売買や、ディスクシステムを利用したネットワーク性など、今の時代を先取りするようなことも行われていました。

今でも、安価なパソコンよりもゲーム機のほうがCPUのスペック性能やグラッフィック処理性能は勝っています。性能が同程度の場合、価格が1/3程度なので、コスパでは絶対勝てません。(ゲーミングPCとPS4の比較

パソコンの最大の強みは汎用性

汎用性はパソコンのほうが圧倒的に高いですが、インターフェイスはゲーム機のほうがかなり使いやすいです。子供でも使えることが前提でインターフェイスを組んでいるため、当たり前といえば当たり前ですが。

パソコンを使い始めたきっかけはやはりゲームでした。タイピングゲームというものがあり、そのおかげでブラインドタッチはあっという間に習得。
大学のレポートは全てパソコンで書いて提出していました。
手書きでなく、綺麗にタイピングされたレポートは、それだけで先生に対する印象も上げます。
結果として、レポート提出系の成績は良かったです。

タイピングゲームが無かったら、今も人差し指でポチポチとキータッチしていたかもしれません。でもこれって年配の人などに結構いますよね。たまに人差し指だけでやたら早い人もいますが。

今の仕事のきっかけ

文章がかけるようになったので、それをまとめて公開したいと思うようになりました。学校のレポート以外にも自分でテーマを決めて考察した内容を掲載し始めました。それが、ホームページ制作のきっかけです。

はじめは仲間内だけで見てもらって、講評をしたり、ファミレスで論議したりするのが楽しくて、さまざまな考察を繰り返していました。その当時、まだブログサービス自体がなかったので、HTMLで1枚ずつページを作り、更新するたびにメインページを修正する作業をしていました。
ちょうど2001年ごろの内容がそれに当たります。

紆余曲折はありましたが、その後、今の会社に入社し、約14年間で400社以上のサイト制作に携わってきました。

やりたかった仕事ができることは本当に幸せなことだと思います。

今思うと、ゲームをしていなかったらパソコンに抵抗があったと思いますし、パソコンを楽しんで学べたことが、今の仕事に通じているとも言えます。

これから、もっとICT活用よる効率化は図られますし、AIも仕事の中で出てきます。新しいビジネスの潮流は、今の子供達が遊んでいるものの中にあります。なぜなら、その子達が今後この日本を牽引していくわけですから。