世界で最も古い旅館

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世界で最も古い旅館をご存知でしょうか?

甲州西山温泉慶雲館がそれです。現在の山梨県南巨摩郡早川町にあります。

武田信玄や徳川家康も訪れたと伝えられており、創業が705(慶雲2)年、1300年以上の旅館です。

ホームページには、ギネス・ワールド・レコーズに「世界で最も歴史のある旅館」に認定されたという証明書が載っていました。

旅館・ホテル業の中では間違いなく日本最古。老舗の多い日本において最古ということは、間違いなく世界でも最古ということです。

ギネスに登録されるぐらいですから間違いありません。

ちなみに、日本で2番目、3番目に古い旅館も世界で2番目、3番目に古い旅館になります。

2番目に古いと言われているのが、兵庫県富岡市城崎町にある「古まん」です。創業が717(養老元)年で、やはり1300年以上の歴史があります。

3番目が、石川県小松市栗津にある「北陸栗津温泉法師」です。こちらも、創業が718(養老2)年で1300年以上の歴史があります。

この3つに共通しているのは、700年代から創業しているということです。

700年代といえば、藤原京から平城京への遷都が行われました。いわゆる奈良時代です。学校の歴史の時間でも勉強したかと思いますが、この時期、仏教の興隆があり鎮護国家の思想とあいまって、広がりを見せていた頃です。

詳しくは調べていませんが、何らかの社会的背景があったのかもしれません。