今、自分たちに出来ること

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大きな災害がありました。

誰もが予想していなかった災害です。

自分の町でも大きな揺れを感じました。

地震のあった日は、真冬の寒さにも関わらず電気が使えず、家族で寄り添って布団の中で震えていました。

毎日余震が続きます。

それでも、被災地よりは恵まれています。

家を流されてしまった人、家族を失った人、未だ消息がわからない人。

およそ文化的な生活が出来ていない状況でも、一生懸命生きています。

海外では、日本人のモラルの高さに驚かされるという話を耳にしますが、そこにいる人たちの多くは、「それは、アタリマエのこと」だという認識のもとで行動しているのです。少しでも人間らしく生きていたいのです。

ガソリンを求めて夜の2時から並びました。

雪の降りしきる中、車のエンジンを切って寒い車内でひたすら夜が明けるのを待つのです。

それでも、生きているだけ幸せです。

震災前は、多少の理不尽なことでも目くじらを立てていた人が大勢いました。

しかし、これだけ大きな理不尽なことの前では、なぜそんな些細なことで怒っていたのだろうかと感じるでしょう。

「日本人の我欲を戒めるための天災だ」といった人がいます。

それは、傍観者の意見です。

傍観者には決して伝わらない現実もあります。

TVでは、連日被災地のニュースが流れます。また特番が組まれ今、私たちにできることは何か?ということを話しあっている番組もありました。

今、私たちにできることは、自分のなすべきことを確実にやることだと思います。

なにか特別なことではないのです。

一生懸命に今やるべきことに注力するのです。

それが、復興への一番の近道です。

投げ出したり、諦めたりするれば、楽かもしれません。しかし、こんな状況で楽したところで、この先がないのはみえています。

この先に希望を見出すのであれば、諦めず、投げ出さず、今やるべきことに取り組むだけです。

今やるべきこととは、ひとりひとり違います。

でも信念を持って打ち込めば、それはその人が今、やるべきことになるのです。

自分の行動に信念を持ってください。

自分の未来に希望を持ってください。

日本は戦後の焼け野原から復活してきたではないですか。