その分析だけでは不十分では?

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コンビニ、ヒット商品の理由:Fit’sと共通点!? なぜStrideは在庫が切れるほど売れたのか

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/31/news003.html
という記事を見つけました。簡単に内容を説明しますと、2009年にロッテから発売されたガム「Fit’s」が大ヒットし、2010年に発売されたキャドバリー・ジャパンより発売された「Stride」が在庫切れを起こすほどのヒットしたといいます。そして、その背景には、以下の3点があげられるというのです。

  1. 両商品とも、テレビCMを大量投下し、人気タレントを起用した(Fit’sは佐々木希さん、Strideは成宮寛貴さん)
  2. パッケージ形態を主流のスティックタイプから変更し、過去の傾向からすると非主流派だったカードタイプにした点(キスミントなどと同様の形)
  3. 価格を130円と設定した点

「コンビニ、ヒット商品」という視点で書かれたコラムなので、店頭展開を軸に分析されていますが、もっと緻密に計算された結果なのではないかと私は考えています。

確かにコンビニの店頭展開は重要戦略の一つだと思いますが、そもそも、製品特性とユーザーがマッチした結果と見るべきではないでしょうか。

ここには書かれていませんでしたが、「Fit’s」と「Stride」の最大の共通点は、味の持続性をうたっている点にあります。

実は、普段ガムを噛まない自分自身も、この2製品は過去に購入した経験があります。

理由は、「味が長持ちするガムってどれくらい長持ちするもんだろう?」と思ったからです。

どちらかというと、ポイントは、この味の持続性なのではないか?と思うのです。

ガム自体、新商品だとしても味の違いやパッケージの違いだけでは、そんなに爆発的に売れることはありません。

一度試してみたいという気持ちにさせられるかどうかが鍵なのではないでしょうか?

以前、キシリトールガムが新発売された時も、同じような現象が起こりました。その後、こぞって他社が製品開発に取り組み、様々なキシリトール入りガムが発売されたという経緯があります。

今回は、持続性ガムということが、キーワードになっています。

私の予想では、似たような製品が、来年以降他社から続々販売されるのではないかと思います。