Twitterがキテイタ
140文字のつぶやきをただただ入れていくというサービス「Twitter」の熱が上がってきています。
Twitter関連書籍も増えており、NHKでも紹介される等、認知度が上がってきている事は事実です。
先日、ネタフル でおなじみのコグレマサト氏が「ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書) 」という書籍は発売しましたが、ブックファースト新宿店で5位を獲得し、すでに3刷目の増刷が決定しているそうです。
Twitterは「小鳥のつぶやき」という意味で、「What are you doing?(今、何をしてる?)」をひたすら更新していくという、とてもシンプルな Webサービスです。
開発者は、Blogger を立ち上げたエヴァン・ウイリアムス(Evan Williams)や、Bloggerの開発チームの一員だったBiz Stone、Jack Dorseyらです。
Bloggerは、現在googleに買収されgoogleのサービスとして機能しておりますが、ブログ草創期にアメリカで一世を風靡した無料のブログサービスです。
その昔、マルコ式ネット白書もBloggerを使用していました。
Twitterのサービス自体は、2006年7月からはじまっておりますが日本では2008年4月23日から日本語版が利用可能になっています。
実はまだ1年も経っていないのです。
この爆発的な広がりの背景には、今の新しいコミュニケーションのあり方にあると考えられます。
まず、Twitterの特徴として「ゆるさ」があります。例えば「ビールが飲みたい」というつぶやきに対し、それを見て賛同したユーザーが反応することで、メールやIMに比べて「ゆるい」コミュニケーションが生まれます。
人との関わりについて、つかず離れずの微妙な距離感を求める人たちにとってみれば、まさに絶妙なサービスと言えましょう。
もう一つ、mixiなどのSNSは関係が密接でトラブルも多いわけですが、twitterはそうした危険性はほぼありません。
勝手につぶやいているわけですから。
そもそもTwitterが開発されるきっかけになったのは、自分の友人が何をやっているか確認できるすべはないかという発想でした。
「いまなにしてる?」という質問に140文字で答えるというそのシンプルさが人気の秘密と言われています。この程度だと普段文字をあまり書かない人でも参加でき、モバイルでもストレスなく情報を発信できるのです。
インターネット上の情報は圧倒的に文字情報が多いわけですが、逆にそれが文章をあまり書かない人にとってみれば、敷居が高くなっているのも事実です。
このブログのように、無駄に文章をダラダラ書ける人は、一般的にみれば珍しいわけです。
誰でも参加できるという点において、よりリアルに近いコミュニケーションが出来るわけです。
この新しいコミュニケーションについては、いま企業も注目しており、アマゾンでもTwitterを取り入れ始めました。
このようにTwitterがジワジワとキテいるわけですが、実はあまり使ってはいません。
もう少し世の中の広がりを見ながら、ビジネスで使えるタイミングをもう少し模索してみます。