ロサンゼルス市警がGoogle Appsを検討中

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CNETの記事に興味深いものがありましたので、転載します。

ロサンゼルス市、「Google Apps」の正式採用を検討中

見出しの通りで、ロサンゼルス市警がGoogle Appsを検討しているとの事。これまで、公的機関や大企業ではセキュリティの面から採用を見送ってきたようですが、それが変わりつつあるといえます。

アメリカ国内のある都市では、既にGoogle Appsを採用しており、徐々に増えつつあるといいます。

アメリカ国内の政府機関でも試験的にGoogle Appsを採用するケースもあり、その可否を検証しているという状況のようです。

ただし、こうしたサービスに対しては、セキュリティの専門家が言うように、重要機密データの漏洩がおおいに懸念される訳です。

Cardenas氏はAssociated Pressに対して、「現在警察で進められている捜査の内容をつかむため、麻薬カルテルは金を惜しまないだろう」と語っているそうですが、金を惜しまないのであれば、もう既に行われていると考えるべきだと思うのですが。

こうした問題は、システム的なセキュリティ問題よりも、ヒューマンエラーによる問題の方が危険です。

システムセキュリティにおいて、最高の盾は存在しません。もし、最高の盾と評したならば、その時点から優秀なハッカーのアタック対象になってしまうからです。

顧客情報や重要機密データの漏洩問題は、社員による持ち出しや、社員個々人の管理体制の問題によるものばかりだという事を考えると、社員のITリテラシーレベルの向上が、最も最高のセキュリティ対策だと言えます。