情報を制するものは世界を制する
もはや、誰も追随できない域まで上り詰めてしまったGoogleですが、まさに、ここにこそ次の時代の成功モデルが隠されています。
2000年前後には、まだインターネットが普及し始めた時代で、情報がお金になると考える人はあまりいませんでした。しかし、わずか10年足らずで情報がお金になる時代になってしまったのです。
インターネットの普及と利用率がが進めば進むほど、情報を持っている企業が強さを増します。
なぜなら、便利だからです。
文明の歴史は、利便性の追求にあったと思います。常に便利なものを追求してきたからこそ、高度な文明に成長してきたのです。
実は、情報だけでビジネスを行ってきたのは、Googleだけではありません。実はもっと古くからそうしたビジネスモデルはありました。それが、商社です。
物を置いてある商社もありますが、大きい商社になればなるほど、商品を右から左へと流すための情報のみで商売をしています。インターネットの普及で一番の恩恵を受けているのは、実は商社なのかもしれません。
特に、世界を股にかけるような大きい商社にとって、いかに情報を握り、そしてその情報を伝達していくかが重要なのです。
そして、Googleと商社を融合したようなビジネスモデルは、Amazonです。日本においては、楽天が上げられるでしょう。
Amazonは実際に商品を発送しているという意味においては、若干ニュアンスが異なるかもしれませんが、書籍以外の商品に関しては、アライアンスを組んで商品情報を提供しているだけに過ぎません。
そして、楽天においては、まさにインターネット商社です。
楽天が持っているのは、商品情報だけです。実際の商品は持っていません。
しかし、これはインターネットショッピングだけの話ではないのです。
情報を集め、それを配信していく事にこそ、成功の糸口は隠されています。
まさに、「情報を制するものは世界を制する」といっても過言ではないのです。
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