思考力

どうも、最近参加するセミナーや読んでいる書籍、講演テープなどにこの思考力というキーワードが引っかかってきます。
思考力という言い方がいいのか、地頭力といった方がいいのか、それともロジカルシンキングといった方がいいのかはわかりませんが、どちらにしても考える能力が必要だということです。
茂木先生の脳科学もどうやら、ここにも通じる部分があるようですし。
特に、日本人はこの考える力はどうも低下しているように思えてなりません。もちろん、ノーベル賞など受賞する日本人もいるわけなので、全員というわけではありませんが、そういう人が多いような気がするのです。
決して知的水準が低いわけではないのですが、考える力がないというのは、結局のところ教育制度に問題があるといわざるを得ないわけですが、学校でしっかり勉強してきた人ですら、考える力がないというのは、どういうわけでしょうか。
そもそも、こんなことを真剣に考える人がどれだけいるでしょうか?
こんな話をすると、何か難しいことをまた考えているなぁ。。。と思った人は、確実に考えるという行為を拒絶しているか、嫌悪感をもっていませんか?
確かに、そんな事を考えなくても普通に生活はできますし、なんら問題はないでしょう。
しかし、確実に差になってくると私は考えています。
考える人と、考えない人。これが生活レベルにまで影響を及ぼすとしたら、考えずにはいられません。
では、何を考えればいいのでしょうか?
自分だって、毎日考えて生活しているよ!という人もいるでしょうが、こんな感じですか?
「この先どうしようかなぁ。。。」
「ボーナス出るかなぁ。。。」
「仕事がうまくいかないなぁ。。。」
これは、考えているのではなく、ぼんやり思っているだけです。
では、こんなのはどうでしょう?
「何で、あいつはちゃんと仕事をしないんだ!」
「あの人ばかりがよくて、何で自分はだめなんだ?」
「あの人また同じこと言ってるよ。さっぱり先に進みやしない」
これも思っているだけです。しかもネガティブに。
「少ない給与なのに、今月また余計な出費がかさんじゃったな。どうしようか。。。」
「明日の会議、またいろいろと突っ込まれるぞ。いやだなぁ。行くのやめようか。。。」
「やばい!電車に乗り遅れた!タクシーで行くか?それとも、先に連絡しておこうか。」
「あのお客さんは、変なところに細かいから、ちゃんとしておかないと。。。」
これを100歩譲って考えているとは言えません。その状況での思いつきです。
こうしたことの連続が日常生活なのだとは思いますが、だからこそ考えていないともいわれるのです。
では、考えるというのはどういうことなのでしょう。
まずは、それを考えてみてください。
ヒントは、将棋です。
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