チームワーク

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実は、かれこれ2年ほど、サッカーの社会人リーグに参加しています。中学校の時、サッカー部だったこともあり、地元の友人の誘いもあって現在に至るわけですが、つくづくサッカーはビジネスに通じる部分は多いと思わされます。

サッカーは、11人のチームで戦うスポーツですが、他のスポーツと比べるとひとチーム当たりの人数は多いように思いますし、その人数で1点を取り合うというシビアさもあります。

11人もいて、90分間で数点しか取れないスポーツというのは、サッカーだけではないでしょうか。効率という面においては、他のスポーツよりも悪いかもしれません。

しかし、だからこそその1点の重みが違うのです。

11人のプロフェッショナルが、一つの仕事をこなすというと、なんか映画の「オーシャンズ11」みたいでかっこいい印象ですね。

サッカーでは、それぞれ役割がある程度決まっています。まず、ゴールを守るゴールキーパー。守りに徹するディフェンス、ゲームを組み立てるミッドフィルダー、得点を挙げる役割のフォワード。この辺は常識なので改めて書く必要もなかったわけですが、仕事に置き換えてみると、どうでしょうか?

それぞれが、役割をもって試合に臨むわけですが、試合中はどうしても混戦になるわけで、自分のポジション不明確になるときもあります。ミッドフィルダーがサイドから走りこんできたとき、フォワードがその通り道にいたりすると邪魔になったり、ポジションがかぶったりする訳です。そうすると、1人は無駄な動きをしていることになります。

相手の動きに合わせてフォローアップに回ることも大切です。たとえば、ボールを持っている人が、敵ディフェンダーに囲まれてしまったとき、誰かがフォローについてあげないと、ボールはとられてしまいます。せっかく攻撃の流れが見えてきていても、ボールを取られた時点でまたはじめからやり直しです。

ボールをもっていない人の動きが実は最も重要だったりするのですが、これも、「オーシャンズ11」を見ると、スポットの当たっていない人たちが裏で何を一生懸命やっていたかを、最後に見せるのですが、まさにそこにこそチームワークがあると思うのです。

ビジネスにおいてもチームで仕事をする場合、表舞台に立っている人の裏には、自分の責任をキッチリとこなすプロフェッショナルの姿が必ずあります。だからこそ、表舞台に立てる人がいるわけです。

しかし、表舞台に立つ人だけにすべてが集中したらどうなるでしょうか?まず、失敗するでしょう。信頼できるプロフェッショナルがいるからこそ、大きな仕事もできるわけで、信頼できるプロフェッショナルが周りにいないとき、絶対に大きい仕事はできません。

仕事は大きいからよいのか?小さい仕事だって重要じゃないか?という人もいるかもしれませんが、小さい仕事をコツコツこなすことも大切ですが、より大きな仕事に取り組む時、自分自身の成長が実感できます。

普通に考えて無理だろう…と、ひとから言われても、自分自身が成功すると確信していれば、絶対に成功します。これは間違いありません。どうやらこれも(引き寄せの法則による)一つ真理です。

ただ、一人で行っていくには時間と労力がかかります。そこにプロフェッショナルというパートナーたちがいれば、そして彼らもまた成功すると確信して入れば、より早い段階で成功ができるでしょう。

これが、チームで仕事をする意義だと思います。

ちなみに、プロフェッショナルとは、自分の責任をしっかりと果たせる人のことを言います。「仕事とは責任」なのです。与えられた責任であっても、自らが課した責任だとしてもそれを果たせる人がプロフェッショナルなのです。

チームを組む時は、必ずプロフェッショナルと組むことを提案します。

もし、プロフェッショナルでない人と組んでしまった場合、絶対にその仕事は達成できません。たった一人でもプロフェッショナル出ない人がそのチームにいたときは要注意です。その人に役割を与えてはいけません。役割を与えてしまった場合、それは責任を与えたあなたの責任になるからです。