健全な態度

アール・ナイチンゲールのトップ・ゲティング・プログラム。

これは倍速で聞けるとてもいい商品です。勝間勝代さんの本などでも倍速でオーディオ学習をするとよいという話が出ていたこともあって、会社の同僚が購入し、そして教えてくれたものです。

倍速で聞けることで最も良いのは、何度も繰り返し聴く場合です。

人生という時間は有限で、平等に与えられていますが、その時間をどう使うかまでは決められていません。より短時間に多くの情報を処理できるようになれば、それだけで生産性にも影響を及ぼすばかりだけでなく、個人の人間的成長にも大きな影響を与えます。

トップ・ゲティング・プログラムの中の冒頭で「健全な態度」についての話が出てきます。

全体を通して最もこの部分は、重要なポイントだと思います。

立派な人は、立派だから態度がすばらしいのではなく、立派な態度だからその地位を得られたのだということが、私にとってはとても衝撃的でした。

態度が周りに与える影響は、その人が思っている以上に大きいということです。

人に対する態度一つとってみても、そうですが、それが積み重なっていくと考えると恐ろしいことだと思いませんか?

今の態度は、他人に対してどんな影響を考え行動すべきだということです。自分が思っている以上に他人は影響を受けていますし、それがまた自分に返ってくるのです。

中学生の頃、先生から「おまえは態度が悪い。そんなんじゃ、社会に出てから通用しないぞ。」という先生がいました。

「おまえ」という先生はどうかと思うのですが、今となっては、まさにそのことを言っていたのだと感じます。別に態度が悪くても社会に通用しないわけではないのですが、健全な態度を持たなければ上には行けないということです。

東京で仕事をしていた時、多くの優秀な学生を見てきましたが、彼らに共通しているのは、非常に態度が良いということです。特に偏差値の高い大学になればなるほど、その傾向は強かったので、学歴は意外と重要だと思ったくらいです。

学校の成績がいいというのは、先生の話をしっかり聞き、ちゃんとしたレスポンスを返せるからであって、学歴重視という採用基準もあって当然なのだと思います。(こういうのは一部の大企業人事に顕著に見られますが)

ただ、何らかの理由で才能はあるにもかかわらず、進学できない人もいます。こういう人は別に学校に行かなくても十分結果を出せるのです。中卒で社長をしている人などは、もともと健全な態度を持っていたのか、もしくは社会に出る時期が早かったことで健全な態度への矯正がすぐに行われたからなのだと思います。

これは、すべてにおいて共通していることなのでしょう。

そうしたことを考えてみると、自分の人に対する態度をもう一度見直してみる必要があると感じました。