マルコ式就活必勝法

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4月と言えば、新学期、新年度といった期の変わり目。会社では新入社員の入社式などが執り行われているかと思います。

特に新卒の人たちにとっては、就職活動を経て初めて入る会社となるわけですから、期待や不安もあることでしょう。

私が就職活動を行っていた時は、ちょうど就職氷河期のまっただ中で、就職率が最も低かった年でした。その数年前から就職が非常に厳しい状況で、20社、30社受けても内定は一切もらえないという人もざらにいましたし、すでに就職自体を放棄してしまう人もいました。最悪のケースになると自殺というところまであったぐらいです。(この失われた10年の間にニートやフリーターは増産していったわけですね)

そうした状況のなか、企業の採用のあり方にも問題があるのではないだろうか?と思いつつ、自分と同じ状況にある人たちの手助けをしたいという想いから人材系の会社に就職したのです。(インターンシップをしていたところにそのまま流れで入ったような感じですが)

現在はインターネットの仕事に従事していますが、やはりこの時期になると、どうしても就職活動についていろいろと思いだしてしまいます。

自分のやりたい仕事が明確だと、それに向かって突き進むだけなので案外わかりやすいですが、意外と自分のやりたいことは分からないものです。まずはここからスタートしなければなりません。

実際、私も本当にやりたい仕事を見つけるのに仕事をして3年かかり、そしてそれができるようになるまでやはり3年かかっています。

自分の場合は、大学4年生のときにはある程度自分のやりたいことは見つかっていました。それは、今しているインターネットにかかわる仕事です。具体的にはホームページの制作やWEBマーケティングの提案などがそうです。でも、はじめのうちはシステム開発をしたかったというのものありますが。。。

はじめは別の仕事に従事していましたが、自分の強みはどこでもインターネットやIT関連です。人材の仕事をしていた時も、SEやPG、PMなどといった人たちの紹介を中心に行っていましたし、社内のネットワークの設計・管理と管理システムの開発なども行った記憶があります。(現在は、外注でしょうけれど)

もちろん、人材の面接も積極的に行っていました。もともと、人と話をするのが好きですし、初対面の人とでもすぐに打ち解けられる性格なので。

人材業というと、今では一大マーケットが存在しており、斡旋企業を介在せずに採用を行うのは困難とまで言われるぐらいです。広告主体のビジネスモデルから、実際の紹介までを行う企業まで様々ですが、私は後者に携わっていました。

人材を紹介する上で、最も気を使うのがマッチング(面談)のときです。このときばかりは、自分を売り込むことはできませんし、互いのやり取りを黙って見ているしかありません。営業で仕事を取ってくるほうがよっぽど楽だと思わされる瞬間でもあります。

面接前に必ず3つの約束というものを教えていました。これは、上司に教わった話ですが、面接で注意すべきことが3つあるのです。

  1. 明るく元気にあいさつをする
  2. 質問に対する受け答えは常にポジティブにハキハキと
    (わからないことは分からないと答える)
  3. 笑顔を忘れない

これだけ押さえておけば、たいてい面接では通ります。

面接で会ってくれるまでには、履歴書やアピールポイントなどをあらかじめ先方にお話ししているわけですから、面接での印象がよければ基本的には採用されるわけす。

とすると、面接まで行くための過程である履歴書やアピールポイントの作り方が重要になってくるのですが、これも実はやり方があります。

この方法は、SWOT分析と優先順位、目標設定の練習によってできるようになります。当時作ったフォーマットがあるので、ほしい人はそれを見て実際に行ってください。

Self Check Sheet.pdf

これを3回ぐらい行うことによって、具体的な方向性やビジョンが明確になり、自分探しに行こうかどうしようか迷っていた人でも自分を簡単に見つけることができます。

このシートには3つのメリットがあります。

  1. 書きながら考えることができる
  2. 目標や目的、やりたいことが明確になる
  3. 80%以上成功する

実は、このシートを書き続けること自体が目標達成につながる作業なのです。

まず、第1の「書きながら考える」というのは、効率よく頭を使うのに適した手法です。ある程度は、先に考えておく必要もありますが、書くことによって、具体的に自分の考えはまとまりやすくなります。私が長年ブログを書いているのも、この手法が最も最良だと思っているからです。

また、書いておくことによって後で確認ができるところも大きいでしょう。

2つ目の「目標や目的、やりたいことが明確になる」ということも、結局は書くことによって導き出される必然的答えなのです。もう一つ付け加えるのならば、この自己分析シートはマーケティングメソッドを応用しているため、分析するには最も適した形になっています。

問題は、現状が見えてくれば50%は解決しています。それは、どんな問題でも同じですし、コンサルタントがまず行うことはこの現状把握なのです。

3つ目は、結果です。このシートがいいと思って続ける人の8割は、成功します。というのは、目標を立ててそこに向かっていく過程こそが成功ですから、このシートを書き続け、そこに向かって動き始めれば自然と結果はついてきます。ただそれだけのことです。

たいていの人は、書くことによって頭が整理され行動に移れるようになりますが、2割の人は書いて終わりです。書くだけの人は必ず2割存在しますので、結局8割の人しか成功しません。

前職では、学生にこのシートの使い方をレクチャーし、コーチングまで行っていましたが、そこまでやれば間違いなく成長していきます。ただ、問題は開発した人しか正しい使い方を知らないということでしょうか。結局はレクチャーやコーチングまでを体系化まではしませんでした。結局、ノウハウを自分だけのものにしたかったのかもしれません。

今となってはバカバカしい話ですが、その当時は、ノウハウは他人に教えるべきではないという考え方を持っていました。まだまだ若かったんです。そして、気持ちも小さかったわけです。

レクチャーやコーチングの手法については、ここでは書けませんがいずれまとめて書いてい
こうと思います。

最後に結論として、企業側がどんな人材を求めているのか?それがわかれば基本的にどこでも採用は可能でしょう。

企業は利益を追求することが存在意義であり、それこそが目的であるとするならば、儲けられる人がほしいですよね。