サメよりも怖い魚

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サメというと、映画「ジョーズ」になどでもおなじみのかなり怖い魚として有名です。

そんなのはむしろ常識。

しかし、実はもっと身近にサメよりも怖い魚が存在しました。

それは、

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ダツ

サヨリ、サンマ、トビウオなどと同じダツ目に属し、水面に近いところに群れをなして生息しています。

沿岸漁業などでもよくとられる魚で、脂肪の少ない白身で、刺身、から揚げ、塩焼きにして食べられます。

割と一般的な魚なのですが、特に沖縄の漁師の間ではサメよりも恐れられている魚なのです。

 

この、ダツという魚は、小さい魚を捕食していますが、うろこに反射した光に反応して突進して仕留めるのです。

実は、この習性がかなりおそろしく、暗夜にダツが生息する海域をライトで照らすと、ダツが突進してくることがあり、しかも人体に刺さって死傷する事故も多いのです。

一度刺さってしまうと、回転して傷口を広げてしまうばかりか、むやみに抜くと今度は出血多量に陥ることもありますので、抜かずに慎重に病院に行かなければなりません。

 

Google画像検索で「ダツ」

 

おもに熱帯・温帯域に生息し、全世界で10属・32種が確認されており、そのうち日本では4属・8種が生息しています。

海釣りに行く時は、しっかり漁師さんの話を聞かなければなりませんね。

 

参考文献:

知らなきゃ恐い生物(いきもの)常識—突然、牙をむかれたら… (広済堂ブックス)