Amazonにない書籍をネットで買え–ユーザーはどう検索する?:マーケティング – CNET Japan

ユーザの検索行動を分析する興味深い試みが、CNETに掲載されていたのでご紹介いたします。

http://japan.cnet.com/marketing/eyetracking/story/0,3800081493,20358936,00.htm

WEBサイトを設計する上で、利用者がいち早く情報にたどり着けるようにするのは、設計者の使命ですが、どのような人がどんな風に検索するかというのは、結局のところ、設計者自身のイメージでしかありません。

利用者にとって見やすい構造というものを意識する場合、何らかの指標があったほうがわかりやすいでしょう。
(少なくとも私はそのほうがわかりやすいですが)

たとえば、一般的に利用者はF型にサイトを見ていくので、メニューもそのように配置するとよいなどと、言われますが、それはデータを平均化したときにそういう結果になっただけであって、実際はリテラシーによって見方が大きく変わると言うのが、この調査の出発点だそうです。

この調査結果では、リテラシーによって大きく見方が変わるということが結論付けられています。
一般論はどちらかというとリテラシー上位者の行動を指しており、リテラシーの低い人の行動はおよそ予測がつかないという結果になっています。

ちなみに、このデータだけでは、実際どのようなサイト構成にすればよいのかという部分の結論づけるのは難しいですが、日本語圏のユーザはどれくらいの検索リテラシーレベルを有しているのかという統計データがあると、具体的にどんなサイト構成が望ましく、どのような戦略をとっていくべきかという部分が見えてくると思います。