金になる情報、金にならない情報

NO IMAGE

インターネット上にはいろんな情報が混在しています。

しかし、大きく分けると2つしかありません。それは、「金になる情報」と、「金にならない情報」です。

ただ、どこからが金になる情報なのか?どこまでは金にならない情報なのか?その線引きがよくわからないというのが現実だと思います。

たぶん、それがわかるとインターネットで儲けられるのかもしれません。

私は、金になる情報に関してどんな情報が、それにあたるのかを考えてみました。

実際にビジネスモデルとして確立している情報としては、

  1. 不動産情報
  2. 採用情報
  3. 風俗情報
  4. 割引・クーポン情報
  5. ECショップ・ECポータルサイト

などです。

もしかするとこれ以外にもビジネスモデルとして確立したものがあるのかもしれませんが、
とりあえず一般的に見て考えられるところをあげました。

他にもいろんなサイトがあり、バナー広告などで収益を上げているところがありますが、それは間接的なものとして考えます。

先にあげたものは、掲載者から出稿料を徴収するモデルです。これは、直接的なものとして考えます。

間接的に収益を上げるモデルは、サイトの価値が最も重視されます。1日のアクセス数やPV、登録者、メルマガ配信数などです。
また属性を指定できることができれば、よりポイントは高いです。

ただ、これらの問題点としては、損益分岐までの期間が長いのです。2年で損益を超えられれば、ありがたい話です。たいていは、儲からないと途中で断念するわけです。そうして死んでいったポータルサイトの数は計りしれません。

ビジネスモデルとして考えるならば、直接的に収益を上げられるものでなければ、耐えられないということです。ただし、例外もあります。
本業を持っていて多少遊ばしておける人を雇えるだけの余裕がある会社です。遊ばしておける人を雇える会社などというと、そんなのはあり得ないといわれるかもしれませんが、そこに人的コストをさけるかどうかです。

スクリーン01その事例としては、mixiが挙げられるでしょう。

ちなみにこの会社は、もともとイーマーキュリーといい、Find JOBというクリエーター系求人情報サイトの運営を行っていた会社です。

いまでも本業は行っていますが、mixi自体も社内のプログラマーを使ってシステムを開発し、Find JOBの運営スタッフに運営をさせておけば、立ち上げはそれほど難しくありません。後は、社内的にどう説得させていくかという社長の手腕にかかっています。

そうしたことを考えると笠原社長は偉かったと思います。

間接的な収益モデルでの成功例は、こうしたことができる会社に限ると思います。それは、社長の器(許容)に大きく左右されるでしょうが。

それ以外で考えられるのは、検索エンジンです。ただし、これはすでにデファクトスタンダードはとられてしまっているので今から参入を考えるのは難しいでしょう。

その一方で、直接的収益モデルは採算がとれているところも多く、事例としても数多くあげられます。たとえば、リクルートのリクナビなどや毎日コミュニケーションズのマイナビ系、エン・ジャパンのen系があります。
先にあげたものは採用情報に関してですが、不動産情報でも、風俗情報でも、お金を出してでも発信したい情報の場合は、直接的な収益に結びつくのだと思います。

会社は、人、モノ、金といいますが、モノは黙っていてもセールスマンが売り込みにきますし、お金を稼ぐことは会社の存在意義です。
しかし、人に関しては、黙っていたら誰も来ませんし、むしろ去っていく方が多いのではないでしょうか?

もちろん、お金に関する情報は、お金を出してでも欲しいと思うわけですが、実はこれも直接的な収益モデルとして確立されていたりします。

それは、情報商材というものです。

アフィリエイトで~~万円儲かる方法や、1週間で~~万円儲ける方法などという情報は、それだけで価値があると認識されています。
実際、初めにそれで儲けた人はいるでしょうが、これに関しては早い者勝ちですから、後発参入者は搾取されて終わるのが落ちです。

しかも、販売者はそれがわかっているので、はじめのうちはかなり高額で販売しますが、販売数と時期を見ながら値段を徐々に下げていきます。

これは、市場原理に基づくやり方で、市場は拡大するがその一方で競合者とその市場内の売り上げをシェアしなければなりません。
市場を開拓するひとは競合がいない分、市場内の売り上げ取得比率は高いですが、競合が参入することによって、その割合は減っていきます。
ただし、その一方で市場は急速に拡大を始めるわけですから、売上的にはむしろ伸びているという結果になります。後発参入組のメリットは、すでにある市場のパイを取りながら先行者と同じ方法で事業を拡大していけばいいわけです。

ただし、先行者には先行者の優位性というものもありますが、それについては、長くなるのでまた次回。。。

話を戻すと、金になる情報には、一貫性が存在しているのではないかということです。

情報を得たいという欲求よりも、情報を発信したいという欲求の方が、よりお金になりやすいようにも感じます。

一つ言えることは、お金を支払ってまで出す情報は、そのあとで必ず収益に結びつくことが必須だということです。