Google誕生 —ガレージで生まれたサーチ・モンスター
デビッド ヴァイス /マーク マルシード
イースト・プレス 刊
発売日 2006-05-31
価格:¥2,400(税込)
発送可能時期:通常3〜5週間以内に発送
オススメ度:★★★★
Google創業物語 2007-03-19
Googleの創業者たちについて書かれた本。
それ以上に、何か訴えかけてくるものはありませんでした。
何か足りない。それが何と言われると難しいのですが、
創業にまつわるドキュメントであるのに、その創業についての
気持ちが綴られていなかったからのように思います。
創業者たちの人柄や、すばらしい実績などはあっても
その思いが伝わってくることがありませんでした。
グーグルストーリー 2007-01-11
グーグル設立者の二人の出会いから、設立、そして成長の過程をエピソードを交えながら紹介している一冊。
ありとあらゆる情報を整理して使える状態にするグーグルの目標。
そして世界帝国を目指すグーグル。
その哲学、「邪悪になるな」という言葉を信じて、
グーグルの成長を応援したいです。
§
ちょっと気になるのは日本語訳についてでしょうか。違和感の覚える文章もあれば、コンピューター用語にも聞きなれない言葉が見受けられます。
#ワイヤレス検索機能ってなに?
それが気になりつつも楽しめるくらい、グーグルストーリーは面白いです。
Googleは管理部門も世界トップクラス 2007-01-03
Googleがすごいのは周知の事実なのですが、読んで改めてわかったこと
「管理部門がすごいんだなあ」
設立から10年足らずで世界10ヶ国以上に社員4000人を超える組織になってるのに、組織が破綻するどころか逆に成長が加速している。
技術陣のみならず、経理・人事・総務といったいわゆるAdmin機能も世界トップクラスなのだろう。日本では会社の成長に管理部門が追いつかず急減速する企業が目立つが、アメリカのビジネス界の層の厚さを感じる。
残念なのは誤訳。訳者は人文系が主体で経営・経済には疎いか。
×融資 → ○出資 または 投資
×株式会社 → ○公開会社 または 上場会社
×投資会社 → ○投資銀行 または 証券会社
など、この分野に通じる人が読めば一発で校正できるレベルの誤訳が興をそぐ。
旬を逃さぬよう急ぐあまり時間がなかったか。第2版以降に期待。
事実は小説よりも奇ではない 2006-12-08
Yahoo!やアルタビスタにGoogleの検索システムを100万ドルで売り込んだが
相手にされなかった。もし、100万ドルで買われていたら…
2人の突出した天才が、さらに突出した強運をも味方にして、強烈に成功
していく物語(もちろんノンフィクション)です。
小説として読んでも、ある意味ちょっとウマく行きすぎじゃない?と思える
ほど。事実は小説よりも奇ではないのかもしれません。
そしてその成功は現在進行形で、しかも著者の予想を上回るスピードで進んで
います。
これから先どうなっていくのか。物語は今も続いています。
Google信者になれますね 2006-11-12
ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンが作ったGoogle。
その検索エンジンの仕組みと言うよりも、会社の仕組みについて書かれた本。
で、読んでみました。
すんごいよ!
Googleとは史上最もはやく世界中にブランド名が知れ渡った会社。
Dont’be evilという社是は有名ですけれど、それ以上に凄いことがこの会社にはあるのですよ。
それは金儲けよりも良いものを作ろうという意志。
アメリカというか21世紀にあっては考えにくいことを会社の中心にしちゃっているのですよ。
すげぇなぁ・・・と思い、読み進めている。
そうすると、Googleは日本的企業の重要な点と、社会学的に必要と思われる点と、最も新しい組織論がミックスされ、アメリカという土壌に花開いたモノだとわかります。
だって、会社の社食のシェフがストックオプションを持っていたりするし(それくらい社員を大切にしているのね)、やりたいと思ったことは積極的に仕事にできるし・・・
かとおもうと・・・
Googleは1つ1つの検索、一人一人の人間に対応して競争力を備えている
・・・ってCEOのエリック・シュミットは行っているし。
そんな本書の中で一番良かったフレーズは・・・
グーグルには人の心を元気づけてくれるような環境があるんだ
・・・という218ページに出てくるヤツね。
なんかすごいよ。
この記事は2007/5/1に作成しました。