Fon 2nd report

2006年12月23日に掲載したFONに関する追加レポートです。

自宅で設置し、接続テストも行ってみましたが、特に問題なくネット接続ができます。ただ、自宅では無線LANも設置している関係上、
家ではあまり必要ないのでは?と思ってきました。

もともと、外出先で簡単にアクセスできればいいなぁ?と思ったところから、このサービスが生まれたわけですから、
もっと多くの人にFONの存在を知ってもらわなければ、当初の目的が達成できないのではないでしょうか。

ということを思っていたところ、2007年3月29日付の日経新聞朝刊にエキサイトと伊藤忠が資本・
業務提携をしたという記事がありました。これによって、日本での事業拡大を進めていく体制が整ったというわけです。エキサイトでは、
今年の夏ぐらいから非会員向け接続サービスで料金決済のサービスを行う予定で、伊藤忠は、
携帯機器やゲーム機メーカーにFON接続機能の付加を働き掛けていくということでした。

これが本格的に始動すれば、徐々に接続エリア範囲は拡大され、利用者の増大にもつながるでしょう。

ただ、採算レベルではどうなるのか?そこが、これからの課題になってきそうです。

というのも、現在、 La Foneraの販売価格は、税込1,980円(ツクモ でも買えます)フォン・ ジャパンの藤本潤一CEOの話では、 「ほとんど利益がない状態」
と語っています。 基本的にはAliensや広告で収益を上げていかなければならないらしいです。

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ちなみに、Alienはワンデーパス$3を購入することによって、 FONアクセスポイントにアクセスすることが出来ますが、
現在日本では、Bills及びAlienのサービスを開始しておりません。
この部分のサービスを夏以降、エキサイトが提供する予定ということです。

FONが日本中で広まれば、どんなところからでもネットにアクセスできるわけです。そこまでいくには、
まだまだ時間がかかると思いますが、最低でも、公共機関の各所には置いてもらいたいものです。