FON

確か、先々週ぐらいの日経新聞朝刊に掲載されていた記事で、FON日本上陸というものがありました。
ちょっと気になったので、すぐにWEBでアクセスしてみました。

FONは世界最大のWiFiコミュニティです。

とあったのですが、いまいちよくわからなかったので、とりあえず、商品を注文してみることに・・・(無料キャンペーンだったので)

FONはスペインでその運動が始まり、誰もが「世界中どこからでもインターネットに無料で接続したい!」という望みを持っているはずです。そのようなメンバーが助け合ってWiFiを広めて行こう!ということをコンセプトに全世界に広がりを見せています。運営組織に名を連ねる面々は、その道のプロフェッショナルばかり。これまでさまざまな実績と功績を残してきた人たちです。
日本においては、伊藤穰一氏が指導し、事業運営を行っています。伊藤氏は、TechnoratiやSix Apartの初期投資家のうちの一人であり、InfoSeekを日本に持ち込んだとして、有名な人物です。

コンセプトが非常に単純で、明確な上に、公共性が高いということもあって、ネットにかかわるさまざまな人たちが協力し合っていくわけです。
なんだか、現代版バベルの塔のようなものですね。

このFONを利用するには、販売店でLa Foneraを購入して、接続するだけですが、インフラ環境は必要です。ただ、無線ルーターを買うんだったら、La Foneraを買ったほうが断然お得です。

FONコミュニティーメンバーをフォネロといい、2タイプに分別されます。

  1. Linus(ライナス)
    FONアクセスポイントを無料で提供します。Linusは、無料でアクセスポイントを提供する代わりに、世界中のFONアクセスポイントにて無料で無線LANローミングを楽しむことが出来ます。
  2. Bill(ビル)
    アクセスポイントをエイリアンに対し有料にて提供できます。また、ワンデーパスの販売額のうち50%は、Billに対し支払われます。
    (日本でのBillサービス開始は現在未定です)

また、アクセスポイントを持たずにも参加できるAlien(エイリアン)がありますが、Alien(エイリアン)は、FONの販売するワンデーパスを購入することによって、WiFi搭載機器などからFONアクセスポイントにアクセスすることができます。FONワンデーパスは/$ 3です。使用期限は、パス登録後24時間となってます。

百聞は一見にしかず・・・ということで、実際に携帯で取った画像を掲載。
はじめは、意外と小さいことに驚きました。接続は非常に簡単で、ルータかモデムからLANケーブルを接続するだけ。これだけで、La Foneraの設定は完了です。あとは、PC側で電波を拾って接続設定をするだけ。
5分もあれば十分でした。

ただ、付属の説明書が、英語でもなく、日本語でもなくまったく読むことが出来ないものだったのが、残念です。(所詮無料ですから)
挿絵と、雰囲気で何とか対応出来るので、そんなに分厚い説明書も必要ないかもしれません。(後で気づいたのですが、サイトに日本語版PDFインストールガイドがありました)

ただ、実際は、接続テストをしただけで後は従来どおりの無線ルーターを利用しています。別に使えないというわけではないのですが、無線ルーターが15,000円ぐらいしたので、こっちを使わないともったいない!(ちなみに、La Foneraは送料940円だけ)
そのうち、別の使い道もあるかもしれないので、とりあえずつなぎっぱなしにはしておきますが・・・。

フォネラは世界中でインターネットが利用できるということですが、他の国に行く予定も特にないので、あまり意味がないのかもしれませんが・・・、何かあったときのために。

まだ、全部わかっているわけではないので、また何かわかれば、ご報告をします。