バズマーケティングの考察~その1~

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すでにラジオの広告市場をあっさりと抜いたインターネット市場 ですが、その成長率は、どのメディアよりも高いです。特に雑誌媒体の広告市場は年々減少傾向にあるわけなので、近い将来雑誌広告市場も抜いてしまうでしょう。

そうした、現状を踏まえると企業側でも広告予算をどこにかけるかがポイントになってきます。
最近の傾向としては、ディスプレイ広告はほとんど興味を示さない企業も増えてきています。そんな中でもっとも注目されているのが、バズマーケティングです。

以前も、バズマーケティングについては、いくつか書いていますが( Buzz Marketing、 Buzz Marketingの危険性marketing trend)、ようやく日本にもこの波が訪れてきています。

口コミ効果を狙っているというところがポイントですが、さすがにこれだけ情報が混在すると口コミ効果を起こすのも一苦労。そこで、そうしたサービスを展開している企業も増えてきました。
一つは、ご存知のmixi収益の母体はまだまだバナー広告のようですが、コミュニティを使った口コミ戦略で徐々に成果を挙げているようです。
これは、mixi側がプランニングを行ってユーザを誘導するというサービスですので、コンサルティングの分野に属するのだと思います。

他にも、口コミ効果を狙ったマーケティンを提供するサービスが増えてきています。
ファンコミュニケーションズの提供するA8.netでも、記事を書くと報酬が出るというサービスを行っておりますし、独立系でも2社ほど発見しています。

この二つは、ブログへ記事を掲載すると報酬がもらえるというサービスを行っています。

これらのサービスに共通したところは、ブログに記事を掲載するというところ。

わかりきったことですが、ここがかなりポイントになってくるのではないか?と考えています。
というのも、単にブログといっても、テーマやジャンルはさまざまで検索エンジンにすらかからないブログなども多数存在していることを考えれば、果たしてどの程度その効果があるのだろうか?ということです。

結局こうしたブログに掲載しても、目に触れられることもなく終わってしまうことも十分あるわけです。
数を増やすことによって、注目度が上がるという見方もありますが、WEBメディアはマスメディアと違い、検索という作業を経て、ようやく情報にたどり着くわけなので、検索をする動機付けがどうしても必要になってきます。
それは、キーワードと呼ばれるものですが、そのほとんどはマスメディアに頼るところがまだまだ多いわけです。
ただ、ヤフーなどのポータルサイトには、マスメディアほどの影響力は十分ありますので、こうしたサイトのバナー広告はかなり効果があるといえると思います。