Bloggerのリニューアル
Googleが米国時間8月15日、ブログサービス「Blogger」をリニューアルし、そのベータ版を公開したそうです。ベータ版では、コンテンツにタグを付けたり、公開先を友人に限定したりする機能や、さらに使いやすくなったテンプレート機能などが用意されているようです。
ベータ版に組み込まれた主要機能は以下の通り。
- タグ機能が搭載されたことにより、FlickrやDelicious同様、コンテンツをキーワードごとに分類できるようになる。
- 投稿を「ロック」する機能を利用すれば、ブログ所有者から指定された人以外はコンテンツを参照できなくなる。
- ドラッグ&ドロップ機能を利用しながら、テンプレートを編集できるようになった。これまでは、イエス/ノーボタンとHTMLを利用するしか、テンプレートをコントロールする方法がなかった。
いまいち、使い勝手がよくなったようには思えないのですが・・・。そもそも、ブログの走りだったBloggerもGoogleに買収されてからというもの、他のサービスに遅れをとってしまっている現在、ようやく危機感を感じたのでしょうか?
しかし、このβ版は既存ユーザを対象としたものでないようで、利用するにはあたらにアカウントを作成しなければならないとか・・・。後で、既存アカウントと統合できるということですが、そうまでするだけの魅力はあまり感じません。
どちらかというと、SNS的利用に重点を置いたバージョンアップのようにも思えます。Google自体、SNSにはいささか脅威を感じていると思いますし、自分たちでも必要性を感じているのではないでしょうか?
今回のバージョンアップの「ロック」機能に関しては、完全にSNSを意識しているように思われます。一般公開が目的のブログという観点では必要の無い機能ですし、仲間内だけで得る欄できるという視点はすでに、SNSです。
この先Bloggerは、GoogleのSNSとしての役割を担っていくような気がしてなりません。