社会統計
社会統計とは、社会の状態を示す数字
- 大量観察・・・ある種の規則性を示す。
理論と照らし合わせて、発見していく(全体)
- 大数観察・・・部分的なものを幾度も調査し、規則性を発見する。
(部分的連続)
なぜ統計を学ぶのか?
- これから、ますます統計の需要が増し、必要性が高くなるから。
- 国民は政府の情報を知る権利があり、国民が内容を理解するためにそして、無駄な統計を減らす監視をしなければならない。
- 自分自身が調査を必要とする職業に就いた時に、必ず知っておかなければならない。
統計の種類
- 事例調査・・・特定の人々を調査する(小数調査)
- アンケート調査・・・手当たりしだいに大勢を調査する。誤差が計算できない。
- 統計調査・・・数字の上で確率論が成立し、最も信頼できる調査
準備段階・・・目的をしっかり定める。
何を調査するか?調査事項、調査の時期、統計表をどう作るか?
組織化をはかり、スケジュールを作る。
調査員を育成、指導する。試験調査(テスト・リサーチ)
広報・宣伝活動
調査段階・・・調査員が主に円滑に調査するが、郵送などもある。
公表段階・・・統計を出し、公表するまでの作業だが、記入漏れやみ記入がある場合があるが、注意事項に加える場合が多い。
代表値・・・一言でグラフをあらわす方法
- モード(mode)
- メディアン(median)
- 平均値(何種類かある)
- モード(最頻値)・・・1番集中の度合いが高い値がすぐわかる方法
グラフで見たとき一番高い値を含む級をモードという。
- メディアン(中位数)・・・全体を二等分できる値(ちょうど半分に なる)
人口統計
- 静態統計
- 動態統計
- 移動統計
人口属性・・・性、年齢
経済属性・・・職業、産業
社会属性
の調査が可能
平均値(算術平均値)・・・変数の総和を、その項数で割って得られる値
年齢構成の指標
- 老齢人口比率(老齢人口構造係数)
- 老齢人口指数
- 年少人口指数
- 従属人口指数
出生
- 普通出生率=出生数/総人口×1000
- 合計(特殊)出生率・・・各歳別の(特殊)出生率を合計したもの
死亡
- 普通死亡率=死亡数/総人口×1000
- 生命表(平均寿命)
平均値
算術平均
幾何平均・・・比率、増加率を比較する場合に使用
- 毎年の増加率などを算術平均で求めると、数が合わなくなってくる。そのために幾何平均を使用する。
労働統計
- 労働者階級の構造・・・①数と構成 ②雇用と失業 ③労働の移動
- 労働諸条件・・・①賃金 ②労働時間
- 労働者の消費生活
- 労働運動
経済活動の有無
- 経済活動人口・・・就職者、休業者、完全失業者
- 非労働人口・・・専業主婦、学生、その他
平均偏差、分散、標準偏差・・・分散の度合いに必要な方法
散布度・・・平均偏差、標準偏差
平均値・・・算術平均、幾何平均
比率
- 構成比率・・・百分率% 千分率%o 百万分比ppm
- 関係比率・・・対立比率(人口密度、事故率)、発生比率(出生率)
増加率・寄与度
対前年増加率・平均増加率
特化係数・・・平均1
寄与度・・・増加率×構成比
寄与率・・・寄与度/寄与度の合計×100
相関(Correlation)多変量分析(解析)
回帰分析(Regression)
相関係数・・・(偏差積和・偏差平方和)
順位分析
標本調査とサンプリング
母数特性値・・・母数、パラメータ
標本特性値(統計量)
無作為抽出(ランダムサンプリング)
抽出単位(サンプリングフレーム)
乱数表
ランダムサンプリングの方法
一定のサンプリングフレームに含まれる全ての抽出単位から、一定の抽出率に基づいて無作為に標本を抽出する。
特性値から母集団の母数(パラメータ)を抽出する方法
- 単純ランダムサンプリング
- 2段(多段)サンプリング
- 系純サンプリング
- 層別サンプリング
標本誤差・・・母平均 μ 母偏差 σ 標本平均
標本偏差 S
標本偏差は正規分布(確率分布の一つ)する→ポアン分布
標本平均の標準偏差
誤差/中心極限定理
検定・推定
点推定、区間推定
標本の平均偏差での推定
対象の平均+標本誤差
まとめ
記述統計・・・大きさ、代表値(モード、メディアン、平均)、分散度
推測統計・・・数理統計
算術平均、数何平均、調和平均
比率(構成、関係)
相関係数、変動係数
○標本調査の原理
- 無作為抽出と正規分布の性質(中心極限定理)
- 標本平均の標準偏差
- 標本比率の標準偏差
○推定(標本値からの)
- 母集団平均=標本平均
- 標本平均の標準偏差
- 標本比率の標準偏差
○仮説検定
H0=帰無仮説
H1=対立仮説
○相関関係と回帰方程式
複数の変数の関係がどれくらい強いか弱いかを調べる
e.g.身長、体重
○集団の記述
代表値 1.モード、メディアン
2.平均値 算術平均、幾何平均、調和平均
散布度 1.平均偏差
2.分散
3.標準偏差
4.変動係数
(偏差値)
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