Push&Pull marketing ~押してダメなら引いてみろ ~

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ネット通販において、顧客との関係性強化 の意味でメールマガジンを出しているところは結構あると思います。ただ、せっせと送っても、なかなか開いてくれないのがメールマガジンですが、お客様としては、忘れたころに「あ、そういえば、いつも来ていたな。。。」と思ってちらっと見るわけです。

メールマガジンを出しているほうとしては、なかなか成果(売上)につながらないので、はたして効果があるのだろうか?と思ってしまいますが、これは、出し続けることに意義があります。

送信者が忘れたころに、開かれるのがメールマガジンなのです。

多くのメールマガジンは商品のご案内という意味が主になると思いますが、最近はスパムメールという悪質なメールも増えているせいで、その有用性は以前に比べて半減していると予測されます。

そこで、ブログが新たなマーケティングツールとして注目されています。
何をいまさら…と、思われるかもしれませんがメールマガジンと、ブログをしっかり使い分けているところはどれくらいあるのでしょうか?
ちゃんと使い分けができているところは、やっぱり儲かっています。

儲かっているところから、そのやり方を分析すると、以下の2つのことがわかりました。

  1. ブログでは、商品の話題はほとんど出さず終始日常的な話題になっている
  2. メールマガジンは、相変わらず商品のご案内メールが送られてくる

セオリー通りなのですがもう少し細かく分析すると・・・

  1. ブログは、SEO対策も万全な作りになっていること
  1. 基本はテキスト(余計な画像は一切ない)
  1. 量産しやすい
  • メールマガジンは、PC、携帯双方に送れる
  1. いつでもどこでも見れる
  2. 見込み客数がわかりやすい

ブログは店舗の販売員をイメージして、メールマガジンは営業として考えてみるとわかりやすいかもしれません。

とすると、売り方が全く異なってきます。

ブログの場合は、来てくれたお客さんに対してどのように接するのか?
メールマガジンは、訪問した際にどんな話をして、信頼を得るのか?

という観点から次のことをポイントに挙げました。

  1. ブログは、親近感のわく話題から商品を進めていく
  2. メールマガジンは、信頼性と有益性の高い情報を盛り込みながら商品を進めていく

店舗運営と今も行っている営業の経験則からも、こうしたやり方で販売していくと売りやすかったです。
もちろん、Webだからと言って「なんでもあり」という考え方と「自動販売機」では、そこそこの売上しか達成できません。

販売も、営業員もそれぞれが数字に対して目標を持ち、その目標の達成に向けて試行錯誤するわけです。ネットショップだから…という発想を持っているうちはたぶん売れないでしょう。
製造業のメーカーが思いつきで、ネット通販をしても儲からないのは、たいていの場合、店舗の運営経験がないかもしくは、浅いかのどちらかです。
実店舗を運営している人は、店舗販売の基本を知っているので、成功しやすいのです。

営業(Push型)ができても販売(Pull型)がうまくできなければ、売り上げは伸びません。

もちろん、その逆もあります。
店舗販売では、あまり営業という観点が薄いため法人営業的な発想はなかなかできませんが、発注数量と受注金額を考えるとどうしても外せないのが、こうしたお客様です。
こうしたお客様は店舗販売ではなく、やはり営業が必要になってきます。

成功店と呼ばれるお店は、この2つをバランスよく行えるお店です。