インターネット広告戦略
インターネット上での広告戦略にはいくつかの種類があります。
- バナー広告
- リスティング広告
- ターゲティング広告
- メール広告
こうしたネット上での広告をうまく活用することによって、より売上を伸ばすことが可能です。
マーケティングに基本で4Pという概念は、以前記述しました。(マルコ式ネット白書: マルコ式マーケティング基本講座を参照)4つの概念のうちプロモーションという部分が、こうした広告になります。
特に、初期段階では非常に重要なポイントでもありますが、ある程度売上が上がるようになってからはまた別の方向性を模索しなければなりません。
売上規模と広告の選び方は比例すると考えているからです。
予算的に広告費にあまり金額を裂けないという場合は、リスティング広告やしっかりと的を絞ったターゲティング広告が費用対効果の面でよいと思います。
しかし、こればかりでは顧客の固定化を生むこととより多くの人を集客できないというところもあります。
そこで、メール広告などで潜在ユーザを掘り起こすことが必要になってきます。
ネット通販において、メールマガジンは必須と考えることがひとつのセオリーですが、現在もまだその潮流はあります。ただ、スパムメールの横行などでユーザがメールに対して非常に拒否反応を示すようになってきたため、読み物としてのメールマガジンでなければ、必要とされなくなってきました。CRMにおいては従来から最も重要視されたツールで、潜在的な見込み客のフォローアップと掘り起こしがもっとも期待される効果です。
店舗運営者はメールマガジンを発行すると売上が上がると勘違いしている人も多いようですが、決してそんなことはありません。確かにメールマガジンを見て購入に結びつくケースもあるかもしれませんが、それはごく一部です。
また、メールマガジンを発行しなければならないという強迫観念にとらわれすぎて、見込み客を減らしてしまうケースもあります。ユーザがもっとも必要とする情報でなければ、メールマガジンはスパムと一緒なのです。
そのポイントさえしっかりと抑えておけば、効果的な販促ツールとして役に立つはずです。
また、バナー広告については、いわゆるブランディングの一環と考えてください。
バナー掲載料は確かに高いですが、実はかなり効果はあります。費用対効果の面で合わないと考えるケースも最近ではよく言われていますが、実はまだまだ効果はあります。
掲載目的を集客と位置づけてしまうと、費用対効果に合わないだけなのです。
特に有名ポータルサイトへのバナー広告掲載は非常に効果がありますし、そのほかでもお勧めサイトはかなりあります。後は財布の中身と相談してください。
(バナー広告にしっかりとした効果が見込めるのでサイバーエージェントなどのインターネット広告代理店が成り立つわけです)
ある一定の売上を定期的にたたけるようになったら、必ず、バナー広告掲載を視野に入れなければなりません。バナー広告は必要ない人は素通りしていきますが、必要な人はそこで足を止めるのです。
いわゆるウィンドウショッピングのような感覚なのか、何らかのメッセージを受け取ったのかはわかりませんが、バナー広告で入ってくるお客さんは大抵購入目的ですので、転換率は高くなります。
自分自身のことを考えてみてください。。。
バナー広告を見ても普段は絶対にクリックしないはずです。しかし、バナー広告を見てクリックするという人はその時点で何らかの目的をすでに持っていなければ、クリックしません。
- 興味があるのか?
- 何かに引かれたのか?
- 商品を購入しようと思っているのか?
- 何か商品を探しているのか?
- ほしい商品を探しているのか?
こうした目的意識がはっきりした顧客を集めるにも、バナー広告は役に立つわけです。
ただ、こうした広告はどれかひとつに的を絞って行うのではなく、予算をしっかりと管理しその予算内で比率をうまく調整する必要があります。どの広告にどれくらいの予算を組んでどれくらいの期間掲載するのか?
こうしたポイントは、実際にさまざまな広告に掲載してみて効果測定を行うか、もしくは、その道のプロ(たとえば、広告代理店など)の提案を聞いてみるなどしなければ、見えてこないところでもあります。
しっかりとした広告戦略の策定が、次のステップへ移行するためのポイントなのです。
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