FireFoxのすすめ

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という形でGoogleもお奨めしているFireFoxですが、そもそもこれはなに?
という人も多いと思います。
簡単に言えばブラウザ。IE(インターネットエクスプローラ)と同じインターネットを見るためのソフトウェアです。(ブラウザの種類についてはWebサイト開発に必要なことを参照してください)
このFireFoxというブラウザは、Mozilla(モジラ)というところが進めているオープンソースプロジェクトです。オープンソースってなに?
最近、この用語も頻繁に使われるようになってきましたが、簡単に言えば、Linuxなどに代表される無償のソフトウェアのことです。ただし、製品としてだけではなく高性能なプログラムも無料で使えるので、全部をひっくるめてオープンソースといいます。製品として無料のものだけをさす場合は、フリーソフトなどと言います。

Web2.0では、無料で高品質な商品やサービスが利用できることがポイントとなるわけですから、こうしたオープンソースもWeb2.0です。

ところで、FireFoxはなぜそんなにお奨めされるの?ということですが、自分用にカスタマイズが出来るというところが、実際に使っていて思うところです。
こういう仕事をしていると、1日に何百というページを見ていたりもしますが、中には、ウィルスが仕込まれているサイトやスパイウェアが仕込まれているサイトなどもネット上には数多く、存在します。
IEを使っていたときは、スパイウェア対策用ソフトを組み込んでいたりもしましたが、スパイウェアの種類によっては通用しない場合もあり、すべての対策を考えると少なくとも3つはソフトを入れておかなければなりませんでした。
また、ウィルスに関してもIEを使う場合であれば有償の対策用ソフトを入れる必要もあり、毎年ライセンスを支払らわなければなりません。

確かにIEは使いやすいブラウザではありますが、あまりにも多くの人が使っているためハッカーなどに狙われやすいソフトであることは、Windowsと同様です。

FireFoxはスパイウェアやワーム、ウイルスを寄せ付けず、安全な Web ブラウズを可能にするばかりだけでなく、様々な方法で開かれるポップアップウィンドウやポップアンダー広告への対策もしっかり行われています。
また、ひとつのウィンドウ内にいくつもページを開いておける タブブラウズ機能 を使えば、すばやく効率的な Web ブラウズが可能になります。
IEの場合だと、新しいブラウザを立ち上げて来るので別のサイトへ移動した場合や、ネットサーフィンをしているときは非常にウザイです。
特にWeb2.0のサービスを多用する場合は、一つのサイトだけでなく複数のサイトを立ち上げつつ作業しなければならないため、一個ずつ立ち上がるブラウザでは非常に使い勝手が悪いのです。(結局IEもタブブラウザ対応になりますが)

あと、これは体感速度に関してですが、IEを使うよりもFireFoxを利用したときのほうが読み込み速度が速いと感じます。読み込み速度が遅くてイライラした経験はありませんか?
数多くのサイトを見るような人にとっては、この読み込み速度のスピードはかなり重要になってきます。IEで1ページ表示する時間内に2ページ表示できるのであれば、情報を得るスピードは格段に違ってきます。

最後にオープンソースの特徴としてのメリットをあげます。
Linuxをはじめとするオープンソースの特徴は、基本のソースに必要な機能を後で追加していく点です。Windosなどの製品版は、ある程度機能が備わっている状態なので使う機能と、そうでない機能が混在しています。たとえば、あるメーカーのパソコンを買った場合、絶対使わないであろう機能がいくつもついていることがありませんか?
使いもしないのによくこんなに盛りだくさんつけてきたな!と憤りたくなってしまうのですが、そう思うのであれば、何もついていないものを買えばよいのです。
という発想によって、はじめは本体だけしかなく後で必要な機能を追加していくというのがオープンソースの最大のメリットです。

ただし、これは正直リテラシーが高くないと使いこなせないという点が初心者やアマチュアユーザを寄せ付けないところなのかもしれません。。。