WEBの本質

有益な情報を無料で手に入れることができるということ

それが、WEBの本質にかかわる部分なのだと思います。
特に、WEB2.0やチープ革命という現象が最近注目されてはいますが、WEBの暗部では何年も前から当たり前のことになっているのではないでしょうか。
たとえば、通常購入すると何十万円もするソフトを無料で利用できたり、著作権にかかわる映画や音楽などが無料で出回っていたりなど、違法ではありますが利用者にとって有益な情報は爆発的に広がります。
記憶に新しいWinny問題なども、利用者にとって有益なツールであったため、爆発的に普及し、社会問題とまで発展しました。
それ以外でも、利用者にとって有益な情報が無料で提供された場合、爆発的な普及が起こることは他のサイトなどからもわかります。

それでは、次世代のネットビジネスの成功モデルとはどんなものなのでしょうか?
ひとつは、Web2.0が提唱する有益な体験。そしてもうひとつはチープ革命による無償提供。
この2つが今までも、そしてこれからも勝ち残るビジネスモデルなのだと考えます。

しかし、「有益な情報やサービスを無償で提供する」といっているようなものなので、どこで収益が上がるのか?なかなか見えずらい部分ではあります。
しかし、今も昔も「人が集まるところにはお金が集まる」といわれるように、人が集まるサービスや商品を提供しているところには、自然とお金が集まってくるものです。

とはいっても、それでは精神論的な話になるので、具体性がないと言われるかもしれません。
「そんなことができれば、誰でも儲かってるよ」とも言われるかもしれません。

人を集める構造ができると、今度はその人たちを使ってビジネスが展開できると言えば、センスのある人はピンと来るかもしれません。

ただし、どこまでを無償で提供するかということも課題ではあります。
もちろん、このブログもどこまで無償で情報を提供してよいものか?といろいろと考えながら書いています。
多分、そうした肝っ玉が小さいうちは、大物にはなれないのでしょう。
ソフトバンクの孫社長のように、大盤振る舞いをすれば爆発的な広がりもあって後期参入でも市場に十分食い込むことが可能なのだと思います。

思い切りが必要なわけですが、どうしても採算を考えてしまうと・・・
と、言っているうちは、ビックビジネスは生まれないのかもしれません。