Web2.0の追記

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前回Web2.0というタイトルで、ほぼ概要は載せました。そこでは、7つの要素とWeb2.0を実践しているサンプルサイトをいくつか掲載し、実現するためのポイントを述べました。

また、それらをWeb Platformにまで落とし込む6つの要素があります。

  1. データの拡張・再利用
  2. コスト効率が良い
  3. ユーザーがコンテンツに参加可能
  4. 技術よりも、コンテンツの内容を重視
  5. 常に改良を加えつづける開発姿勢
  6. APIを利用し、情報資産を公開

このWeb2.0を初めて提唱したO’Reilly氏(オープンソースの名づけの親、出版社O’Reilly Media社の社長)のページでは図を載せてわかりやすく説明しています。


また、氏のサイトの中でWeb2.0的な変化として具体的なサイト名とサービスを挙げて説明しています。

Web 1.0   Web 2.0
DoubleClick –> Google AdSense
Ofoto –> Flickr
Akamai –> BitTorrent
mp3.com –> Napster
Britannica Online –> Wikipedia
personal websites –> blogging
evite –> upcoming.org and EVDB
domain name speculation –> search engine optimization
page views –> cost per click
screen scraping –> web services
publishing –> participation
content management systems –> wikis
directories (taxonomy) –> tagging (“folksonomy”)
stickiness –> syndication

ポイントだけをもう一度見直すと、まずは、個人のWebサイトからブログへの変化があげられます。これは既に誰もが体験していることで、HTMLの知識がなくとも情報発信に参加できます。
また、ページビューからCPCへの移行も既に始まっています。サイトの価値は閲覧者数に重きを置かれていましたが、現在は利用者数に重きを置かれるようになりました。バナー広告よりもオーバーチェアということです。
また、氏の話の中でもあげられていますが、情報提供からから情報参加へということがこのWeb2.0の基本的考え方なのです。
利用者の利用者による利用者のためのWebがWeb2.0なのです。